「どちらにお送りすればよろしいでしょうか」とは?ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解釈

「どちらにお送りすればよろしいでしょうか」とは? ビジネス用語【一語】

この記事では、「どちらにお送りすればよろしいでしょうか」の意味を分かりやすく説明していきます。

「どちらにお送りすればよろしいでしょうか」とは?意味

「どちらにお送りすればよろしいでしょうか」は、「書類や商品を発送する際に、送り先を教えて欲しいと伝える時の丁寧な表現」という意味です。

相手のいる部署名が分からなかったり、電話で通販を申し込んだお客さんなどに対して使われます。

「よろしいですか」は中途半端で丁寧さが足りず、「よろしかったでしょうか」は文法的に間違いで、ビジネスでは「よろしいでしょうか」が最も適切な表現になります。

「どちらにお送りすればよろしいでしょうか」の成り立ちや使われるシーン

「どちらにお送りすればよろしいでしょうか」の成り立ちや使われるシーンは以下の通りです。


「どちらにお送りすればよろしいでしょうか」の成り立ち

「どちらにお送りすればよろしいでしょうか」「どちら+に+お送り+すれば+よろしい+でしょうか」で成り立っています。

「どちら」「不明または不特定の場所」という意味、「に」は助詞、「お」は自分の動作をへりくだる接頭辞、「送り」は動詞「送る」の連用形で「物や情報などを先方に届くようにする」という意味、「すれば」は動詞「する」の連用形に仮定形の助詞「れば」が付いた連語、「よろしい」「良い」の丁寧語、「でしょうか」「だろうか」の丁寧語です。

謙譲語と丁寧語が含まれていますので、社外の人に使えます。

「どちらにお送りすればよろしいでしょうか」が使われるシーン

「どちらにお送りすればよろしいでしょうか」が使われるのは以下の様なシーンです。

1つ目は、会社の規模が大きくて部署名が分からない場合です。

2つ目は、電話で購入や資料請求の手続きをする場合です。

「どちらにお送りすればよろしいでしょうか」の言葉の使い方や使われ方

「どちらにお送りすればよろしいでしょうか」の言葉の使い方や使われ方は以下の通りです。

『請求書はどちらにお送りすればよろしいでしょうか』

大企業で部署が複数ある場合に、重要書類をどの部門あてに送るべきなのかを確認しています。

『商品はどちらにお送りすればよろしいでしょうか』

工場直送品の場合、営業から送付先の支持が必要であることを表してます。

「どちらにお送りすればよろしいでしょうか」の類語や言いかえ

「どちらにお送りすればよろしいでしょうか」の類語や言いかえは以下の通りです。

「どちらにお送りいたしましょうか」

「いたす」「する」の謙譲語で、よりスッキリとした言い回しになります。

まとめ

今回は「どちらにお送りすればよろしいでしょうか」について紹介しました。

「どちらにお送りすればよろしいでしょうか」は、「書類や商品の送り先を教えて欲しい時の丁寧な表現」と覚えておきましょう。