「愉悦を感じる」とは?
使い方や言い換えなど、慣用句やビジネスでも使える言葉を分かりやすく解説していきます。
「愉悦を感じる」とは?
「愉悦」は「ゆえつ」と読みます。
これは「たのしみよろこぶこと」を意味します。
「愉悦」の「愉」は「愉(たの)しむ」と読み、「悦」は「悦(よろこ)ぶ」と読めます。
このことからも「愉悦」という言葉の意味が、想像できるのではないでしょうか。
ここでは「感じる」と組み合わせて使用しています。
そのため、「たのしみよろこぶこと」を「感じる」とはどういう状態でしょうか。
これは「楽しい」や「嬉しい」と言いかえできるでしょう。
これをフォーマルに言いかえたのが「愉悦を感じる」だと言えるのです。
「愉悦を感じる」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
それでは「愉悦を感じる」のビジネスでの使い方には、どのようなものがあるのでしょうか。
たとえば、あなたが長年苦労していた案件があったとします。
その案件は長期のプロジェクトで、数年をかけて完遂する計画でした。
そしてその案件が長年の歳月を経て、無事に完了したのでした。
このような場合には「今この瞬間に、愉悦を感じるばかりです」と述べるとよいでしょう。
これにより、自分が嬉しく思っていることを、フォーマルな言葉で表現できるのです。
この言葉を使用する場合は、会話での使用に注意しましょう。
どちらかと言えば文語表現に適した言葉なので、口語表現で使用すると相手に伝わらない可能性があるのです。
使用する場合には注意するとよいでしょう。
「愉悦を感じる」を使った例文
「愉悦を感じる」を使った例文を挙げます。
例文のように、嬉しいや楽しい気持ちを表現して使用すると、文章の中で上手に使いこなせることでしょう。
・『ただ、愉悦を感じるばかりです』
・『あの瞬間はまさに、愉悦を感じるような場面でした』
・『今回の件では、愉悦を感じるに値する結果を得ました』
「愉悦を感じる」の類語や言いかえ
「愉悦を感じる」の類語や言いかえには、どのようなものがあるのでしょうか。
「愉悦を覚える」
「愉悦を感じる」の類語には、「愉悦を覚える」があります。
どちらも同じことを意味していますが、「感じる」と「覚える」で言葉の印象が違うので、上手に使い分けるとよいでしょう。
「とても嬉しく思う」
また、「とても嬉しく思う」も「愉悦を感じる」の類語と言えます。
こちらは、非常にシンプルに言いかえたものですが、同じ意味の言葉として使用できるでしょう。
まとめ
このように「愉悦を感じる」は、嬉しく思う気持ちをフォーマルな言葉で表現したものです。
ビジネスでも使用できるものなので、おぼえておくとよいでしょう。