「基づき」とは?
ビジネスにおける使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解説していきます。
「基づき」とは?
これは、何かを基にするような場合に使用される言葉です。
たとえば、「この理論に基づき開発されました」のように使用できます。
この場合、基にしたのが「理論」であり、そこから生じた結果が「開発された」という事実になっているのです。
つまり、何かを基礎や土台として、何かを生じさせるような状況で「基づき」という言葉を使用できるのです。
なお、「基づき」は「基づく」という動詞の語尾が変形したものです。
このように言い換えることで、他の言葉と自然な形で連結できるようになるのです。
これらのことから、「基づき」が、何かを基にするような場合に使用される言葉であると分かるのです。
「基づき」のビジネスにおける使い方、使うときの注意点
たとえば、ある研究成果を発表していたとします。
そしてその研究には、ベースになった資料が存在していたのでした。
このような状況で、「こちらの資料に基づき、研究を進めてまいりました」と言うとよいでしょう。
これによって、資料を基にして研究してきたことを、上手に表現できるのです。
この言葉を使うときは、「基づき」の表現方法に注意するべきです。
これは「基づきまして」のようにすると丁寧語にできます。
また、「基にして」という形に置き換えて使用する方法もあるのです。
さらに、「ベースにして」という形に応用してもよいでしょう。
このように、同じような意味でも、複数の表現手段が存在します。
実際の状況に応じて、適した言葉を選ぶとよいでしょう。
「基づき」を使った例文
ここでは例文を挙げています。
このように、前後に言葉を付け加える事で、自然な使い方ができるようになるのです。
・『こちらの資料に基づき、研究していくつもりです』
・『ご報告いただいた内容に基づき、しっかり改善してまいります』
・『今回の調査結果に基づき、商品開発に取り組んでいきます』
「基づき」の類語と敬語での言いかえ
この言葉の類語と敬語を解説していきます。
「基づき」の類似表現
これの類似表現として、「基にして」が挙げられます。
「基づき」と「基にして」は、同じような意味で使える言葉になっているのです。
「基づき」の敬語表現
この言葉を敬語表現にすると、たとえば「基づきまして」に言い換えることが可能です。
なお、これは丁寧語を使った敬語表現の形に変化しているのです。
まとめ
このように、何かを基にするような場合に、この言葉を使用できると分かります。
ビジネスでも使えますので、しっかりおぼえて活用するとよいでしょう。