この記事では「厳重に管理いたします」について解説をします。
「厳重に管理いたします」とは?意味
いい加減な管理はしない、厳しく保持していく、という意味です。
「厳重」には、いい加減なところがなく、厳しい態度で物事にあたるさまという意味があります。
適当なことが許されないさまを表す言葉です。
「管理」は、ある基準に沿って全体を統制すること、物事が円滑に進むように事務処理をして設備を保っていくことをいいます。
「いたし」は「する」の謙譲語です。
「ます」は敬意を表す語です。
「厳重に管理いたします」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、非常に大切なものを扱うときに用います。
たとえば、個人情報です。
アンケートを実施したとします。
そのアンケートには、回答者の個人情報が記載されています。
個人情報が外に漏れてしまうと悪用される心配があるので、外に漏れないように厳しく管理をしなければなりません。
そのさまをこの言葉で表現します。
どのような人に対して述べても失礼にはならない言い方です。
アンケートの場合だと、アンケート用紙やウェブ上の回答ページのわかりやすい部分に、このような言葉を記載します。
「いたします」の部分は「〜したいと思います」と「思います」を使った表現にはしないようにしましょう。
「思います」は「そう考えている」という意味で、「そうします」と言い切っているのではありません。
このような表現では、本当に厳重な管理をするのか疑問です。
これでは聞き手は不安になってしまうでしょう。
厳重に管理するとはっきり示すには、「いたします」という表現を用いることが適切です。
「厳重に管理いたします」を使った例文
・『いただいた個人情報は厳重に管理いたします』
「厳重に管理いたします」の返答や返信例
多くの人に向かって伝えていることがあり、そのときは返答をする必要はありません。
アンケートの場合ならば、情報は厳しく管理されるので、回答をしても安心だと思われます。
本当に厳重に管理されるのか疑問がある場合は、相手に確かめてみるとよいでしょう。
具体的にどういった対処をするのか聞いてみてください。
きちんとした管理ができるならば、具体的な対処の仕方を述べられるはずです。
答えられないようだと、管理体制がいい加減だと思われます。
そういったときは、安易に何かを預けたりしない方がよいでしょう。
まとめ
この言葉は、話し手側が厳しく管理をするときに用います。
個人情報など非常に大切なものを扱うときに使う言葉です。
大切なものを扱うならば、厳しく管理をしなければなりません。
こういった言葉を伝えておくと、何かを預ける側は安心できます。