この記事では「本日着任なさいました」について解説をします。
「本日着任なさいました」とは?意味
今日任務についた、という意味です。
「本日」は今日という意味で、この言葉を使っているその日を指しています。
「着任」は、新しい任地に到着すること、新しい任務につくことをいいます。
「なさいました」の「なさい」は「なさる」のことです。
「なさる」は「する」「なす」の尊敬語です。
つまり、この場合は着任したのは話し手以外の人で、話し手以外の人に対して敬意を表していることになります。
「ました」は、敬意を表す「ます」と、過去や完了の意を表す「た」をつなげています。
すでに着任しているということです。
「本日着任なさいました」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、新しく任務についた人を紹介する際に使用をします。
A支店からB支店にOさんという人がやってきました。
この人はB支店で支店長として働くことになっています。
今日は支店長として働く最初の日です。
最初の日なので、店のものたちの前であいさつをすることになりました。
まずは部長から「こういう人がきました」という説明がされ、その後に支店長があいさつをすることとなりました。
そのときに、「こういう人がきました」と説明する人が、この言葉を使用します。
着任した人が述べるのではなく、着任した人を紹介するために用いるものです。
先の例の場合だと、着任をした支店長がこの言葉を述べるのではなく、部長が述べることになります。
「なさいました」と着任する人を敬う表現をしているので、着任する人が述べるものではないのです。
自分が着任をした場合であれば、「本日着任しました」となります。
この後には自己紹介が続くことが一般的です。
「本日着任なさいました」を使った例文
・『本日着任なさいました○○さんです』
「本日着任なさいました」の返答や返信例
自分が着任をする立場であれば、この後に自己紹介をします。
これまでどのような仕事をしてきたのか、これからどんなことをしていきたいのかなどを話すことで、自分のことを知ってもらえることでしょう。
着任した人を紹介された立場なら、この後に自己紹介があるはずなので、その話を聞きます。
着任した人は、これからうまくやっていけるだろうかと心配なはずです。
相手の不安を少しでも減らせるように、歓迎している態度を示すとよいでしょう。
まとめ
この言葉は、新しく任務についた人を紹介する際に使用をするものです。
着任をする人を敬う表現をしており、着任する人が使うものではない点に注意をしてください。
誰に敬意を表しているのかを考えて使いましょう。
