この記事では「出来る限り」について解説をします。
「出来る限り」とは?意味
可能な範囲でという意味です。
「出来る」には、それをする能力や可能性があるという意味があります。
「フランス語を話すことができる」のような使い方をします。
この例の場合だと、フランス語を話す能力があるという意味になります。
「限り」は、ある範囲の内、その限度いっぱい、という意味です。
「力の限りを出す」のような使い方をします。
この例の場合だと、持っている力の限度いっぱいまでを出すという意味になります。
「出来る限り」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、話し手側が持っている力の限りを出すとき、持っている力の限りを出して物事を行ったとき、聞き手に可能な範囲で物事を行って欲しいときに用います。
話し手側が持っている力の限りを出すことで説明をします。
ある人がプロジェクトの責任者に選ばれました。
選ばれた人は、「自分を選んでくれたのだから、このプロジェクトを成功に導かなければ」と思いました。
いい加減な態度では、成功させることは難しいです。
難しい事柄ほど、多くの力を必要とします。
成功させるためには、その人が持っている力の限りを出す必要があるのです。
この人は、自分が持っている力を出せるだけ出そうと思いました。
その気持ちをこの言葉を使って表現します。
この人は、自分が持っている力の限りを出したのですが、うまくいきませんでした。
やれるだけのことはやったのですが、思っていたような成果は得られなかったのです。
このことは「出来る限りのことをしました」と表現できます。
この言葉だけで使うのではなく、この前後に言葉をつけて使います。
「出来る限り」を使った例文
・『出来る限りお願いします』
・『出来る限りのことをしていきます』
「出来る限り」の返答や返信例
どのような場面で使われているかによって、返す言葉が変わります。
自分が持っている力を出せるだけ出す、という意味で用いている場合は、応援の気持ちを示すとよいでしょう。
頑張ろうという気持ちを持っているので、その気持ちを応援します。
持っている力を出したけれどうまくいかなかったという場合は、励ましたり、うまくいくようにアドバイスをしたりなどします。
可能な範囲で行ってくださいとお願いされている場合は、「わかりました」の意を伝えます。
やれるだけのことをやらないというのでは、怠けているように受け取られてしまいます。
まとめ
この言葉は、持っている力の限り、可能な範囲という意味です。
話し手が側が「出来る限り」のことをする場合も、聞き手に「出来る限り」のことをしてもらう場合も使うことができます。