この記事では「お手に取ってご覧ください」について解説をします。
「お手に取ってご覧ください」とは?意味
手に持って見てくださいという意味です。
「お手」は、相手を敬って、その手をいう語です。
「取っ」は「取る」のことで、手でつかむという意味になります。
「ご覧」は見ることの尊敬語です。
何かを見るのは聞き手です。
「ください」は、相手にある事柄をするように求める意を表します。
「お手に取ってご覧ください」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、手に持ってもよいと知らせるために用います。
A社が新刊を販売することになりました。
この新刊は全国の書店に並びます。
もしも書店で見かけたならば、ぜひ手に取って中身を見てもらいたいです。
中身を見てもらえれば、その書籍のすばらしさを知ってもらえるでしょう。
A社はホームページやインターネット上の記事で、この新刊の紹介をすることにしました。
その紹介文の中で、このような言葉を用います。
客が商品を見ているときに、このような言葉をかけることもあります。
客が化粧品を見ています。
実際に触ってみないと、その化粧品の使用感はわかりません。
そこで、店員がこの言葉をかけます。
商品を見ている人は「触ってはいけない」と思っていることがあります。
このような言葉をかけると、「触ってもよい」と伝わり、気になる商品を手に取りやすくなります。
「ください」は「くださる」の命令形ですが、「手に取って見なさい」と命令をしているのではありません。
「手にしたければ手に持ってよい」という意味合いで用いるものです。
「お手に取ってご覧ください」を使った例文
・『どうぞお手に取ってご覧ください』
「お手に取ってご覧ください」の返答や返信例
何かを手に持ってよいので、そのものをより詳しく見たいならば、そのものを手にしてみてください。
「手に取りなさい」と無理にその行為をさせようとしているのではないので、手に持つつもりがなければ、そうしなくてよいです。
手にしたものは大切に扱ってください。
他の人もそのものを手にする可能性があるので、他の人のことも考えた行動をします。
そのものに対しての質問があるなら、店員に尋ねてみるとよいでしょう。
たとえば、気になる化粧品があったなら、その化粧品にはどういった成分が入っているのか、どういった人に向いているのかなど、知りたいことを尋ねるのです。
まとめ
この言葉は、手に持ってよいと伝えるものです。
気になるものがあっても、触ってよいのか迷ってしまうことがあります。
そういったときに、このような言葉をかけてもらえると、気になるものを手にしやすくなります。