この記事では「大切に使わせていただきます」について解説をします。
「大切に使わせていただきます」とは?意味
丁寧に大事に役に立つようにするという意味です。
「大切」には、丁寧に扱って大事にするさまという意味があります。
結婚指輪は一生に何度ももらえるものではないので、なくさないように汚れないように丁寧に扱うことでしょう。
こういったさまを大切といいます。
「使わせて」は、物などをある事柄に用いるという意味です。
「いただきます」は「いただく」に「ます」をつなげた言葉になります。
「いただく」は、行為を受けるものにとって恩恵になることを他から受け取るという意味です。
「ます」は敬意を表す語です。
「大切に使わせていただきます」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
お礼を伝えるときに用いる言葉です。
「使わせて」は、物などをある事柄に用いるという意味なので、物をもらったときにこの言葉を使用します。
人から聞いた知識を役に立たせることは、知識を使うといえますが、そのことに対してはこの言葉は用いません。
知識については「役立てる」とします。
ビジネスシーンに限らず、仕事でかかわりのある人から何かをいただくことがあります。
たとえば、仕事とは関係なく一緒にゴルフをしている職場の人からゴルフクラブをもらう、万年筆をもらう、名刺入れをもらうといったことです。
たいていの場合、それなりのものをいただきます。
100円均一で売られているようなものではありません。
安いものでも大切に扱うことが望ましいですが、高価なものほど大切に扱われる傾向があります。
そして、高価なものをいただくと「こんなよいものをもらって」など、大きなありがたい気持ちを感じることでしょう。
その気持ちを伝えるためにこの言葉を用います。
自分が贈ったものをいい加減に扱われてうれしい人はいません。
相手のことを思って選んだものは、大切に扱って欲しいという気持ちがあります。
「大切に使わせていただきます」と述べれば、いただいたことに対して喜んでいることが伝わります。
ただし、感謝の言葉ではないので「ありがとうございます」なども述べることが望ましいです。
「大切に使わせていただきます」を使った例文
・『お心のこもった物をお送りいただき、ありがたく存じます。大切に使わせていただきます』
「大切に使わせていただきます」の返答や返信例
与えた物への返事なので、それに対してさらに返事をする必要はありません。
まとめ
何かをもらったときに感謝の言葉と共に使用するものです。
大切にするといわれて嫌な気持ちになる人はいません。
丁寧な言葉を使って、なるべく早めにお礼の言葉を伝えるようにします。