「せっかくご連絡いただいたのに」とは?ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解釈

「せっかくご連絡いただいたのに」とは? ビジネス用語【一語】

この記事では「せっかくご連絡いただいたのに」について解説をします。

「せっかくご連絡いただいたのに」とは?意味

わざわざ連絡をしてもらったのにという意味です。

「せっかく」には、困難などを乗り越えてそのことをするさま、わざわざという意味があります。

「せっかく来てくれたのに」のような使い方をする言葉です。

「ご連絡」は、連絡をすることを、その行為をする人に対して尊敬の意を表す言い方にしています。

「連絡」は、情報などを知らせることです。

この場合は、メールや電話などをすることを指しています。

「ご」は他人の行為を表す語について、その行為を行う人に対する尊敬の意を表すものです。

「いただい」「いただく」を指し、「もらう」の謙譲語になります。

「ご」をともなう動詞の連用形や、動詞の連用形に「て」を添えた形につくと、その行為を受けるものにとって恩恵になることを他人から受ける意を表します。

「のに」は、不平、不満、意外などを表す語です。

「せっかくご連絡いただいたのに」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点

この言葉は、わざわざ連絡をしてもらったのに、その連絡に対応できなかったときや、対応できても相手が期待するような返事をすることができなかったときに使用をします。

たとえば、午前10時にAさんからBさんに電話があったとします。

そのときにBさんは不在で、Aさんからの電話にでることができず、別の人が対応をしました。

そのことをBさんは後から知り、午後3時にAさんに電話をしました。

午前10時にわざわざ電話をしてもらったけれど出ることができなかったという意を、Bさんから伝えるときに、このような言葉を用います。

「のに」の後には言葉が続きます。

どういった場面なのかによって、続く言葉は異なるのですが、多くの場合は謝罪の言葉が続きます。


「せっかくご連絡いただいたのに」を使った例文

・『せっかくご連絡いただいたのに、申し訳ありません』

「せっかくご連絡いただいたのに」の返答や返信例

「のに」の後に続く言葉の内容によって、返答の仕方が変わります。

謝罪の言葉の場合は、謝罪を受け入れる意を表します。

わざわざ連絡をしたときに相手がいなくても、それほど大きな損失はないはずです。

大きな損失がなければ、許せることでしょう。

期待していたような返事をもらえなかったときは、それは仕方がありません。

また別の機会に働きかけてみるとよいでしょう。

まとめ

この言葉は、わざわざ連絡をしてもらったのにという意味です。

「のに」の後には丁寧な言葉を続けましょう。

いろいろな困難をのりこえて連絡をしてくれているので、そこ点に配慮してください。