「ましてや」とは?
ビジネスにおける使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解説していきます。
「ましてや」とは?
これは、何かを比較した上でなおさら程度が強いことを表現するための言葉です。
たとえば、「一年後は分からない、ましてや三年後であればなおさらだ」のように使用します。
ここでの比較対象は「一年後」と「三年後」になっています。
二つを比較した時に、一年後と比べれば三年後のほうが一層分からないことを「ましてや」という言葉で言い表しているのです。
このように表現すると、「三年後が分からない」ということを、強調して表現することになります。
つまり、あえて冗長に言い換えて、比較対象を持ち出すことで、言葉の意味を強めるような効果があるのです。
これらのことから、「ましてや」が、何かを比較した上でなおさら程度が強いことを表現するための言葉であると分かるのです。
「ましてや」のビジネスにおける使い方、使うときの注意点
この言葉をビジネスで用いる際には、どのような活用方法になるでしょう。
たとえば、予算の確保をお願いされたとします。
しかし、相手が要求した予算額は、予想以上に多かったのです。
このような状況で、「百万円でも確保が難しいのに、ましてや三百万円とは困りました」と言うとよいでしょう。
これによって、百万円と比べてより一層確保が難しい様子を、上手に言い表せるのです。
この言葉を使うときは、「ましてや」の表現方法に注意するべきです。
この言葉には「なおさら」や「言うまでもなく」などの類似表現があります。
同じような意味で使える言葉ですが、それぞれニュアンスの異なるものになるのです。
実際の状況に応じて、適した言葉を選ぶとよいでしょう。
「ましてや」を使った例文
ここでは例文を挙げています。
このように、前後に比較する対象を述べることで、自然な使い方ができるようになるのです。
・『百万円でも難しいのに、ましてや三百万円とは困りました』
・『一年後は分かりません、ましてや三年後であればなおさらです』
・『私には恋人がいません、ましてや妻子がいるはずもないのです』
「ましてや」の類語と敬語での言いかえ
この言葉の類語と敬語を解説していきます。
「ましてや」の類似表現
これの類似表現として、「なおさら」が挙げられます。
「ましてや」と「なおさら」は、同じような意味で使える言葉になっているのです。
「ましてや」の敬語表現
この言葉を別な敬語表現にすると、たとえば「言うまでもございませんが」に言い換える事が可能です。
まとめ
このように、何かを比較した上でなおさら程度が強いことを表現するために、この言葉を使用できると分かります。
ビジネスでも使えますので、しっかりおぼえて活用するとよいでしょう。