「となっています」と「になっています」の違いについての解説です。
「となっています」とは?
「となっています」は、イレギュラーという形で、たまたま別の形になるという意味です。
例を挙げますと、本来は、出来上がる物がプリンになるんですが、なぜか機械に例外が発生したのか、プリンがただのカスタードクリームになるという具合に例外が発生した場合「プリンができるはずでしたがカスタードクリームとなっています」といいます。
「となっています」の使い方
「となっています」は例外が発生した場合に使用する言葉で、ビジネスの席では、例外が発生した場合、どのような例外が発生したかを周囲に知らしめるために使用します。
たとえば、定休日が本来は、水曜日なのですが、臨時で定休日を設けると説明する場合、これは例外の発生なので「定休日は、火曜日となっています」となります。
「となっています」は例外にしか適応できず、通常や当たり前の物に対して使用することは許されません。
なので、間違った使い方については、「こちらは、プリンとなっています」は間違いで見ればどう見てもプリンでしょというものを「となっています」というのは間違いです。
「になっています」とは?
「になっています」は、例外を含めてその状態にあれば、「になっています」です。
なので見ればわかるだろうというものを説明するのもこの言葉です。
例を挙げますと、「こちらがプリンになっています」と言えば見て即座にプリンだねとわかる物でも一応その状態にあると断言しているのです。
そのうえで、「になっています」は、謙譲語に値します。
「になっています」の使い方
「になっています」は、相手に対してその状態にあると断言するために使用します。
そのうえで、丁寧な言い回しで相手にへりくだり、断言するために使用します。
「となっています」と「になっています」の違い
両者の違いは、例外オンリーのみの変化であるか、例外を含めたうえで事実を述べるかです。
「となっています」は、例外が発生したことを述べる言葉で、「になっています」は、そのまま見たままの事実を意味するか例外も含めます。
まとめ
「となっています」という表現は、例外がありきなので、例外が無い場合、ビジネスで用いれば、「ちょっとまってなにもかわってないやん、前と同じやん」と言われてしまいます。
逆に「になっています」は、例外も許されるので、例えば、試作品でプリンを作っていたと説明したうえで、なぜかシュークリーム用のカスタードに予定変更したというような例外も、「になっています」と言えば、一応例外ですが、事実シュークリームができたんだとなるわけです。
なので、便利さで言えば、「になっています」のほうがかなり便利で、例外を許す点と、事実のみを伝える点が可能なので、何の変化もない前のままの状態を指すのも、「になっています」になります。