「尽きましては」とは?
ビジネスにおける使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解説していきます。
「尽きましては」とは?
これは、何かが「尽きる」という状況を言い表した言葉です。
「尽きる」という動詞が変形したものです。
「尽きる」は「無くなる」と同じような意味を持ちます。
ここでは、これを丁寧語にして「尽きます」という形にしています。
さらに語尾を変化させて「尽きましては」という表現にしているのです。
なお、これは、「〜につきましては」という使い方をするものとは違う意味の言葉になります。
こちらは、前段の内容から結論に至るような状況で使用します。
しかし「尽きましては」の場合は、「無くなる」ことの意味で使用する言葉になっているのです。
これらのことから、「尽きましては」が、何かが「尽きる」という状況を言い表したものであるとわかるのです。
「尽きましては」のビジネスにおける使い方、使うときの注意点
この言葉をビジネスで用いる際には、どのような活用方法になるでしょう。
たとえば、ある事業で他社と競り合っていたとします。
しかし、こちらの予算が無くなりそうな状況のため、先行きに不安を感じていたのでした。
このような状況で、「このまま予算が尽きましては、当社で太刀打ちできなくなります」と言うとよいでしょう。
これによって、予算が無くなるような状況のことを、上手に言い表す事ができるのです。
この言葉を使うときは、「尽きましては」の表現方法に注意するべきです。
これは「尽きては」とすると、丁寧語を使わない形にできます。
このように、同じような意味でも、敬語を使うか否かで印象の違う表現を作り出せるのです。
実際の状況に応じて、適した言葉を選ぶとよいでしょう。
「尽きましては」を使った例文
ここでは例文を挙げています。
このように、前後に言葉を付け加えると、自然な使い方ができるようになるのです。
・『このまま予算が尽きましては、他社と競争できません』
・『このまま体力が尽きましては、生命の危機に陥ります』
・『このまま在庫が尽きましては、売上減少を回避できません』
「尽きましては」の類語と敬語での言いかえ
この言葉の類語と敬語を解説していきます。
「尽きましては」の類似表現
これの類似表現として、「尽きてしまっては」が挙げられます。
「尽きましては」と「尽きてしまっては」は、同じような意味で使える言葉になっているのです。
「尽きましては」の敬語表現
この言葉を別な敬語表現にすると、たとえば「尽きてしまいましては」に言い換える事が可能です。
まとめ
このように、何かが「尽きる」という状況を言い表す場合に、この言葉を使用できると分かります。
ビジネスでも使えますので、上手に活用するとよいでしょう。