この記事では「表題の件につきまして」について解説をします。
「表題の件につきまして」とは?意味
書類の題名などの事柄を指している言葉です。
「表題」とは、書物などの表紙に書かれている題名をいいます。
書物、映画、論文などにつける、その内容を表す言葉のことです。
「件」には事柄という意味があります。
「につきまして」は、ある事柄をそれと範囲を限定する意を表します。
この場合は、表題に書かれている事柄を指しています。
「表題の件につきまして」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、表題に書かれている事柄が示す内容について話をしたいときに用います。
今度開かれるイベントの打ち合わせについてで説明をします。
イベントを行うにあたって、関係者が集まって打ち合わせをしたいと考えています。
そこで、「イベントの打ち合わせについて」という件名でメールを出しました。
このメールの中では、イベントの打ち合わせに関する事柄を書くことになります。
その際に、「ここでは何を伝えます」という意味でこの言葉を用います。
この例の場合だと「表題の件」が指すのはイベントの打ち合わせについてです。
この言葉を使うことで、何について述べているのかがわかりますが、具体的にその事柄をあげた方がわかりやすくなります。
この言葉を使うのではなく、「イベントの打ち合わせに関して」「イベントの打ち合わせについて」などの言葉を用いるのです。
この言葉を使うと、表題を見返さなければなりません。
具体的な事柄をあげれば、見返す手間がなくなります。
この後には、ある事柄について述べることになります。
先の例の場合だと、いつ打ち合わせをするといった内容が続くことになります。
「表題の件につきまして」を使った例文
・『表題の件につきまして、確認しておきたいことがございます』
「表題の件につきまして」の返答や返信例
何について話しているのかによって、返答の内容が変わります。
今度打ち合わせをするので予定を教えてくださいという場合は、都合がよい日を伝えます。
集まりがあるので、この日にこの場所に来てくださいというのなら、出席できる、できないを答えます。
何かを依頼されたなら、それを引き受けることができるのか、できないのかを答えます。
返事を求められていることが多いので、何かしら言葉を返すようにしましょう。
相手の求めに応じるときも、断るときも返事をするようにします。
まとめ
この言葉は、書物やメールなどの題名として書かれている事柄を指しています。
その事柄について話したいときに用いるものです。
この言葉を使うのではなく、何を指しているのか具体的な事柄をあげた方が、伝えたい内容がわかりやすくなります。