「ご存知でしょうか」とは?
ビジネスでの使い方や、敬語での言い換え方法などについて、分かりやすく解説していきます。
「ご存知でしょうか」とは?
はじめに「ご存知でしょうか」の意味を解説していきます。
「ご存知」は「ごぞんじ」と読み、「知っている」を敬語で表現した言葉です。
また、表記方法は「ご存知」と「ご存じ」の二つがあります。
どちらも用法としては誤りではありません。
しかし、送り仮名のある「ご存じ」を使うのが一般的です。
漢字で表現される「ご存知」の「知」は当て字とされているのです。
「ご存知でしょうか」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
それでは「ご存知でしょうか」のビジネスでの使い方・使われ方には、どのようなものがあるのでしょうか。
たとえば、あなたがプレゼンするとします。
そして、プレゼンの中に、聴衆に問いかける場面を設けようとしました。
このような場合に「ご存知でしょうか、人間の70%は〇〇であることを」などと使用するとよいでしょう。
先に問いかけを持ってくることは、プレゼンにおいて非常に効果的な技法と言われているのです。
この言葉を使う場合の注意点は、文章表現する場合です。
「ご存知」と「ご存じ」で迷いますが、どちらかを選ぶのであれば「ご存じ」のほうが無難と言えるでしょう。
「存じる」という動詞がもとになっているので、送り仮名が或るほうが自然なのです。
「ご存知でしょうか」を使った例文
ここでは「ご存知でしょうか」を使った例文を挙げていきます。
例文のように、問いかけのフレーズを置く位置によっても、聞く人に与える効果が変化するのが分かるのではないでしょうか。
・『皆さんは、ご存知でしょうか』
・『ご存知でしょうか、日本にもあったことを』
・『日本にもあったことを、ご存知でしょうか』
「ご存知でしょうか」の類語や敬語での言いかえ
それでは「ご存知でしょうか」の類語や敬語での言いかえには、どのようなものがあるのでしょうか。
「ご存知でしょうか」の類似表現
まず「ご存知でしょうか」の類似表現について解説します。
「ご存知」は「知っています」と言い換えられます。
表現は異なりますが、意味は概ね同じになります。
「ご存知でしょうか」の敬語表現
つぎに「ご存知でしょうか」を別の敬語表現で言い換えるとどうでしょうか。
例えば「ご存知でございますか」という言い換えが可能です。
まとめ
このように「ご存知でしょうか」は配置する場所によってはドラマチックな効果を発揮する表現です。
ビジネスにおいても、プレゼンや文書での役立つ技法として、効果的に活用していきたい表現の一つと言えるでしょう。