この記事では「してもよろしいですか」について解説をします。
「してもよろしいですか」とは?意味
ある事柄を行ってよいか、という意味です。
相手に許可を求めています。
「して」の「し」は、動作や行為を行うという意味の動詞の「する」を指します。
「する」には、時間が経過する、ある状態を感じられるなど、いくつかの意味があるのですが、後に許可を求める言葉が続いているので、この場合は動作や行為を行うという意味で用いていることになります。
「よろしい」は、許可できる、差し支えないという意味です。
「です」は「だ」「である」の丁寧な表現で、「か」は問いかけの意を表す語です。
「してもよろしいですか」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、何かを行うことへの許可を話し手側がもらいたいときに用います。
ある行為を行うのは話し手側です。
「ですか」の部分は「でしょうか」とすることもできます。
たとえば、わからない事柄があり、他人に尋ねたいとします。
パソコンソフトの使い方がわからず、ある人に尋ねることにしました。
いきなり「このソフトはどのように使うのですか」と尋ねると、相手に失礼になることがあります。
相手には用事があり、質問者への対応ができないことがあるからです。
そのため、まずは質問をしてよいか尋ねます。
その尋ねる言葉として、このような言葉を用います。
今度は別の事柄で説明をします。
ある資料を見たいと思っています。
この資料はある人が持っているので、見せてもらうためにはその人に許可を求める必要があります。
勝手に見てはいけません。
そのようなときに、資料を見せてもらえるようにお願いの意味も込めて、この言葉を使用します。
「してもよろしいですか」を使った例文
・『拝見してもよろしいでしょうか』
「してもよろしいですか」の返答や返信例
ある事柄を行ってもよいか許可を求めているので、許可できる・できないを答えます。
質問をしてもよいかと尋ねられて、質問を受けつけられるなら、相手の問いを聞き、それに対して答えます。
質問を受けつけられないなら断ります。
なぜそれができないのか、理由を伝えることが望ましいです。
理由を伝えないと相手に不満を抱かせてしまいます。
あるものを見たいと許可を求められているとします。
そのものを見せても支障がないなら、それを見られるようにします。
見せることができないなら、理由を伝えて断ります。
まとめ
この言葉は、話し手側が許可を求めるときに用います。
何かを尋ねたいとき、何かを見たいときなど、ある事柄を行いたいときに用いるものです。
勝手に判断をして何かを行ったりせず、許可を求めるようにしましょう。