「よんどころない事情で」とは?
ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解説していきます。
「よんどころない事情で」とは?
「よんどころない事情で」は、やむを得ないような事情がある場合に使用できる言葉です。
「よんどころない」は「拠所無い」や「拠無い」と表記できます。
これは、「よりどころない」という言葉と同じような意味を持っています。
つまり、「どうしようもない」や「いたしかたない」ような事情のことを、「よんどころない事情」と表現できるのです。
ここでは、語尾に「で」を付けています。
これによって、やむなき事情によって何かが生じている様子を表現する言葉にできるのです。
「よんどころない事情で」のビジネスでの使い方、使うときの注意点
それでは、ビジネスで「よんどころない事情で」を使用する場合、どのような使い方になるでしょう。
たとえば、取引先と案件を進めようとしていたとします。
しかし、社内の事情により、案件を中止にせざるを得ない状況になったのでした。
このような場合には、「よんどころない事情で中止となってしまいました」と述べるとよいでしょう。
これにより、やむを得ない事情で中止になった様子を、上手に言い換えて表現できるのです。
この言葉を使用する際には、「よんどころない」の使い方に注意しましょう。
これは、どちらかと言えばマイナーな表現と言えます。
もう少しメジャーな「やむを得ない」や「いたしかたない」と採用したほうが、分かりやすい文章になるのです。
使用する状況に合わせて、適切な表現を選択するとよいでしょう。
「よんどころない事情で」を使った例文
「よんどころない事情で」を使った例文を挙げます。
例文のように、前段の内容に従った言葉を、続けて述べるようにするとよいでしょう。
・『よんどころない事情で中止となりました』
・『よんどころない事情で見送ることにいたしました』
・『よんどころない事情で諦めることになったのでした』
「よんどころない事情で」の類語と敬語での言いかえ
「よんどころない事情で」の類語と敬語を解説していきます。
「よんどころない事情で」の類似表現
「よんどころない事情で」の類似表現には、「やむを得ない事情で」があります。
「よんどころない」と「やむを得ない」は、同じような意味合いで使用できる言葉なのです。
「よんどころない事情で」の敬語表現
「よんどころない事情で」を別な方法で敬語表現にするとどうでしょう。
たとえば「よんどころない事情によりまして」に言いかえできます。
まとめ
このように「よんどころない事情で」は、やむを得ないような事情がある場合に使用できる言葉です。
ビジネスでも使用できる言葉ですので、おぼえておくとよいでしょう。
