この記事では「御案内申し上げます」について解説をします。
「御案内申し上げます」とは?意味
ある事柄について知らせます、事情や内容などを伝えます、といった意味です。
「御案内」は「案内」に「御」をつけて、相手を敬う言い方にしたものです。
「案内」には、事情や様子などを伝えること、道や場所を知らない人をそこへ連れて行くこと、という意味があります。
この場合は後に「申し上げます」が続くので、事情や様子などを伝えることという意味で用いています。
「御」はその下に「申し上げる」を添えた形で、謙譲の意を表し、その動作が及ぶ相手を敬います。
この場合は、何かを伝えられる人を敬っています。
「申し上げます」は「申し上げる」と「ます」で構成されています。
「申し上げる」は、「言う」の謙譲語です。
「ます」は敬意を表します。
「御案内申し上げます」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、ある事柄を相手に知らせる際に使用をします。
たとえば、今度会食を行うことになったとします。
いつ、どこで行うのかを、一緒に食事をする人に伝えなければなりません。
その際にこのような言葉と使って伝えます。
友達ならば「○○でいつ食事をするよ」のような言い方でもよいでしょうが、ビジネスの場ではそうはいきません。
いつ、どこで、どのように行うのかなどは、丁寧な言葉遣いをして伝えます。
この言葉は丁寧なので、伝え方として問題ありません。
メールや手紙の場合、「御」は漢字にしても平仮名にしてもよいです。
「申し上げます」の部分は「いたします」とすることもできます。
「いたす」は「する」の謙譲語・丁寧語で、この言い方でも相手を敬うことができます。
この後には、ある事柄の詳しい内容を伝えます。
「御案内申し上げます」を使った例文
・『○○について御案内申し上げます』
「御案内申し上げます」の返答や返信例
この後に、ある事柄の詳しい内容が伝えられるはずなので、その内容を読んだり聞いたりします。
たとえば、会合についての知らせならば、いつ、どこで、どんな目的で開かれるのかが伝えられるはずなので、その内容を理解するようにしましょう。
伝えられた事柄でわからないことがあったならば、質問をします。
また、出席を求められている場合、都合が悪いようならばそのことを伝えましょう。
準備などの都合があるので、早めに伝えることが望ましいです。
出席できないことを伝える際には、相手の気持ちに配慮した伝え方をするように心がけます。
まとめ
この言葉は、ある事柄の事情や内容を伝えるときに使用をします。
会合が開かれることのお知らせ、イベントの詳しい内容のお知らせなど、さまざまな場面で使うことができます。