この記事では「長居をいたしまして」について解説をします。
「長居をいたしまして」とは?意味
その場所に長くいて、という意味です。
申し訳ない気持が含まれています。
「長居」とは、同じ場所に長時間いることです。
長時間とはどれくらいなのか、具体的な意味は含まれていません。
「いたしまして」は「いたします」のことです。
「する」の敬語表現になります。
「長居をいたしまして」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
訪問先に長時間滞在していたときに使用する言葉です。
一般家庭に訪問したときも、他社に訪問したときも使用します。
敬語表現なので、目上の人に対して言っても失礼にはあたりません。
訪問をした際、会話がはずんだり、仕事の内容をじっくり話し合ったりしていると、あっという間に時間が過ぎてしまいます。
気がついたら3時間、4時間と経っていたということは珍しくありません。
相手にも都合があります。
上司などの家の場合は、食事の準備をしたりする必要があるでしょう。
他社の場合だと、他にやらなければならない仕事があるはずです。
長居をしてしまうと、こういったことを相手ができなくなってしまいます。
忙しい人の場合は、他の予定に支障がでたり、迷惑になってしまったりすることもあるでしょう。
そのようなことを考慮して、長くいてしまったときに、申し訳ない気持ちを込めてこの言葉を使用します。
長くいてしまったなと思ったなら、相手が引きとめてもお暇させてもらうとよいでしょう。
上司の家に訪問をして、上司と会話をしていたとします。
あっという間に時間が過ぎ、だいぶ長くいたので退出することにしました。
上司はまだいなさいと言い、会話が楽しかったので、もう少しいさせてもらうことにしたとします。
上司はいてもよいと言ってはいても、上司のパートナーや子などは、早く帰って欲しいと思っているかもしれません。
そのため、長居はなるべくしないようにします。
「長居をいたしまして」を使った例文
・『長居をいたしまして、申し訳ありません』
「長居をいたしまして」の返答や返信例
相手は謝罪の意を込めてこの言葉を使用しているので、本当に迷惑だったと思ったとしても「迷惑だった」などといわないようにします。
「また来てください」など伝えると、言われた方は喜ぶことでしょう。
できれば家なら玄関、会社なら部屋の扉まで出て、お見送りをします。
お見送りをした方が相手を大切にしている気持ちが伝わり、丁寧さがあります。
まとめ
訪問先に長くいると相手に迷惑がかかることがあります。
迷惑だったかなと思ったときには、このような言葉を使用して謝罪の意を伝えます。
丁寧な対応をすれば、相手の方にまた訪問できることでしょう。