この記事では、「相談がございます」の意味を分かりやすく説明していきます。
「相談がございます」とは?意味
「相談がございます」は、「目上の人に折り入って話を聞いてもらいたい時の丁寧な表現」という意味です。
自分一人では解決でないことや、仕事に影響が出そうなことを上司に打ち明けて、場合によってはアドバイスしてもらったり、力を貸してもらいたい時に使われます。
ただし、「ございます」が「丁重語+丁寧語」ですので、
「相談」と不釣り合いです。
正しくは丁寧語のみの「相談があります」又は「相談」も敬語表現にした「ご相談がございます」になります。
「ご相談がございます」の成り立ちや使われるシーン
「ご相談がございます」の成り立ちや使われるシーンは以下の通りです。
「ご相談がございます」の成り立ち
「ご相談がございます」は「ご相談+が+ございます」で成り立っています。
「ご」は自分の動作をへりくだる接頭辞、「相談」は「問題の解決のために話し合ったり、他人の意見を聞いたりすること」という意味、「が」は助詞、「ございます」は「ある」の丁重語「ござる」を丁寧にしたものです。
謙譲語と丁寧語が使われているので目上の人に使えます。
「相談がございます」が使われるシーン
「ご相談がございます」が使われるのは以下の様なシーンです。
1つ目は、目上の人にビジネスで分からないことや悩みを聞いて助言して欲しい時です。
2つ目は、目上の人に有給を認めて欲しい、配置換えをして欲しいなどお願いごとをする時です。
3つ目は、結婚や退職などプライベートなことを伝える時です。
「ご相談がございます」の言葉の使い方や使われ方
「ご相談がございます」の言葉の使い方や使われ方は以下の通りです。
『〇社との交渉が難航している件で、ご相談がございます』
ビジネスで商談が上手くいかないので、知識や経験が豊富な上司に相談してアドバイスしてもらいたい時に使われます。
『プライベートなことでご相談がございます』
異動願い、退職、結婚、産休など、プライベートな事情でお願いごとがある時に使われます。
管理職が聞いて最も不安になるフレーズです。
「ご相談がございます」の類語や言いかえ
「ご相談がございます」の類語や言いかえは以下の通りです。
「ご相談させていただけますと幸いです」
直属の上司の更に上司にあたる人や、取引先の人などに相談したいことがある時に使う丁寧な表現です。
まとめ
今回は「ご相談がございます」について紹介しました。
「ご相談がございます」は「相手に折り入って聞いてもらいたことがある時の丁寧な表現」と覚えておきましょう。