この記事では「拝見します」について解説をします。
「拝見します」とは?意味
見るという意味です。
自分を低くして、相手を高くしたいい方になります。
「拝見」は「見る」をへりくだっていうことばです。
たとえば、「お手紙を拝見しました」という場合は、手紙を見たという意味になります。
見たのは話し手で、自分を控えめにして相手を敬っています。
「します」は敬意を表す語です。
「拝見します」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
話し手が何かを見るときに使用する言葉です。
見るのは話し手で、相手ではありません。
敬意を表す言葉を使用しているので、上司に対して使用することが一般的です。
「拝見」はへりくだったいい方なので、相手が見るという意味では使用しません。
たとえば、上司に書類を見てもらいたいときに「書類を拝見していただけますか」とはしないのです。
上司に書類などを見てもらうときには「ご覧ください」とします。
「お」や「ご」をつけて丁寧にする言葉があります。
たとえば、「お顔」「お手紙」などです。
しかし、「拝見」には「お」や「ご」はつけません。
「拝見します」だけだと、何を見るのかわかりません。
聞き手と直接会って会話をしているときなら、目の前にあるものを見るのだろうと予想はできます。
しかし、目の前にいくつかのものがあるときは、何を指しているのかわからないです。
また、メールでは見るものを目の前にしているわけではないので、何を見るのか伝わりません。
そのため、この言葉だけでなく、何を見るのか具体的な物の名前を付け加えるようにするとよいでしょう。
見るものはさまざまあります。
たとえば、書類、手紙、写真などです。
ビジネスの場では、勝手に見てはいけないものがあり、そういったものは上司の許可を得てから見るようにします。
「拝見します」を使った例文
・『書類を拝見します』
「拝見します」の返答や返信例
「します」は許可を求める言葉ではないので、見てもよい、見てはいけないなどの返事は求められていません。
しかし、何も言わないと見てもよいのか、いけないのか相手は判断しにくいので、見てよい、見てはいけないなどの答えをするとよいでしょう。
先にこちらから「これを見なさい」と物を手渡していたなら、返事をする必要はないです。
友達同士では、見せてあげるといいながら見せないことがありますが、当然ですが仕事ではこのようなことはしません。
まとめ
何かを見るときに使用する言葉です。
自分を低くすることで相手を敬ういい方になります。
何も言わずに何かを見るよりも、一言断った方が印象がよくなります。
そのときに、丁寧な言葉を使えるとさらによいです。
