「惨めな気持ち」とは?慣用句やビジネスでも使える言葉を分かりやすく解釈

「惨めな気持ち」とは? ビジネス用語【一語】

「惨めな気持ち」とはどのような感情なのでしょうか。

今回は、「惨めな気持ち」の意味と類似表現について解説します。

「惨めな気持ち」とは?

「惨めな気持ち」とは、「不甲斐なさを痛感し情けなさでいっぱいになる気持ち」を意味する言葉です。

「惨めな気持ち」の使い方や使われ方、使うときの注意点

「惨めな気持ち」「惨め」とは「情けない」「恥ずかしい」「悔しい」「やるせない」といったようなネガティブな感情が複雑に入り混じった心持ちを指す言葉です。

悔しさや悲しさといったどうにもならないことに対する理不尽に加え、そうなってしまったことへの無力さや恥じらいなど至らないことに対して感じる痛々しさを多分に含んだ表現です。

「惨めな気持ち」という言葉を使う場合は「恥ずかしい」「無力さを痛感する」といったようなひどくちっぽけで価値の無いものであるという感情を表現しています。

できることならこのままいなくなってしまいたい、誰の目にも触れたくないといったような存在すら疑うほど心の根本的な部分に対する嘆きの感情です。

「惨めな気持ち」という言い方の場合は基本的に自分自身の感情を表しています。

自分という人間がとても小さく無価値であるかのように感じられる心持ちが「惨めな気持ち」であり、精神の有り様としてはどん底に近いほどネガティブな状態です。

人に散々あざ笑われたりいいところなく敗れたりなど徹底的にやり込められたときになりやすい感情です。

このような気持ちになると何もする気力がなくなるだけでなくこれまでの努力をすべて放り出すやけっぱちに近い感情が芽生えます。


「惨めな気持ち」を使った例文

・『100対0で初回コールド負けしてしまい惨めな気持ちになる』
・『惨めな気持ちのままでは負われないのでリベンジを誓う』
・『惨めな気持ちに追い打ちを掛けるように冷たい雨が降りだした』

「惨めな気持ち」の類語や言いかえ

・恥じ入る
「恥ずかしさが極まり自問自答するほどである」という意味の言葉です。

ただ恥ずかしいと思うだけではなく恥によりどんなことが起きるのか、自分にどれほどの価値が有るのかなど恥をきっかけに深く思い悩み反省が極まる様子を指します。

・哀れな気持ち
「悲しくてどうにもやりきれない心持ち」を意味する言葉です。

「惨めな気持ち」が自分の不甲斐なさや至らなさを通関させられる様子を指すのに対し、こちらは心に強く響く悲哀の感情を意味します。

・侘しい気持ち
「貧しく質素で物悲しい気持ち」を意味する言葉です。

貧しさや悲しさだけでなくそのような感情を持つまでに至った敬意を振り返り我が身の力不足から引き起こした結果に対する情けなさの意味合いも含みます。

まとめ

「惨めな気持ち」は誰にでもある感情ですが好きだという人はいないネガティブな気持ちです。

このような気持ちにならないためにも人と比べたり勝ち負けにこだわったりせず自分自身の感情やものの見方を大切にしましょう。