「快く引き受ける」とは?慣用句やビジネスでも使える言葉を分かりやすく解釈

「快く引き受ける」とは? ビジネス用語【一語】

この記事では「快く引き受ける」について解説をします。

「快く引き受ける」とは?

ある物事の責任を気持ちよく自分が持つという意味です。

「快く」には、気持ちよく感じられる、さっぱり晴れ晴れとするという意味があります。

たとえば、穏やかな日差しの温かい日に、そよそよと風が吹いてくることを「快い風が吹く」といいます。

そのような気持ちのよいさまを意味する言葉です。

「引き受ける」には、責任を持ってある事柄を受け持つという意味があります。

「友人のペットの世話を引き受ける」のような使い方をします。

「快く引き受ける」の使い方や使われ方、使うときの注意点

この言葉は、気持ちよく何かを引き受けるさまに使用をします。

嫌々押しつけられて何かをするのではなく、自ら進んで気持ちよく行う場合をいいます。

たとえば、役員を決めるとします。

役員になると、会合に出席をしなければならなかったり、多くの人の意見をまとめる必要があったり、行事の準備に参加しなければならなかったりなど、面倒なことが数多くあります。

そのため、やりたくないという人は珍しくありません。

ある人が、役員をやってくださいとお願いされました。

この人は、役員をやることは嫌ではなく、すぐに「はい」という返事をしました。

このさまは、気持ちよく物事を受け持っているといえるでしょう。

このさまを「快く引き受ける」といいます。

引き受ける物事がどのようなものでも、受け持つときの様子が気持ちがよいものであれば、この言葉が意味するものです。

言われたから仕方なくやる、他にやる人がいないから仕方なくやるというのではなく、さっぱりしていて、そのさまが気分よく感じられるような場合をいいます。


「快く引き受ける」を使った例文

・『コラボレーションを快く引き受ける』
・『掃除の手伝いを快く引き受ける』

「快く引き受ける」の類語や言いかえ

同じような意味の別の表現をすることができます。

「快諾する」

快諾には、依頼や申し入れを気持ちよく受け入れるという意味があります。

「快」は気持ちがよい、「諾」は引き受けるという意味を持つ漢字です。

「気持ちよく引き受ける」

気持ちよくには、さっぱりしている、考え方や行動が感じがいいという意味があります。

さっぱりとした態度で何かを責任持って受け持つさまを「気持ちよく引き受ける」といいます。

まとめ

この言葉は、物事を責任持って受け持つときの態度がさっぱりしていたり、好ましかったりすることを意味しています。

何かを頼んだときに嫌々何かをやられるよりも、気持ちよくやってくれた方が、頼んだ方としても気持ちがよいです。

その人に対して好ましい印象を抱きます。