この記事では「先程はありがとうございました」について解説をします。
「先程はありがとうございました」とは?意味
少し前のことについての感謝の言葉です。
「先程」には、少し前、ついさっきという意味があります。
時間的にどの程度の少し前なのか定義はありませんが、1日以上前のことはいいません。
「ありがとうございました」は感謝の気持ちを表す言葉です。
「ございました」は、「ある」の意の丁寧語の「ございます」と、過去や完了を表す語の「た」をつなげています。
感謝するようなことは過去にあったことを示します。
「先程はありがとうございました」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、ほんの少し前に感謝すべきことがあったときに使用をします。
たとえば、少し前に他社の人と打ち合わせをしていたとします。
わざわざ時間を割いて打ち合わせをしてくれました。
忙しいところ、時間を作って話し合ってくれたことはありがたいことです。
今は、他社の人は帰っています。
帰ってしまった後にお礼を伝えようと思って、メールをしました。
このときに、「先程はありがとうございました」という言葉をメールの最初の方で使用をします。
感謝の言葉を添えるだけで印象が変わります。
感謝するようなことがあって、その後すぐにお礼を述べるときには使用しません。
たとえば、ハンカチを落としてそれを誰かが拾って渡してくれたときに、「先程」とはいわないのです。
少し時間が空いているときにだけ「先程」という言葉を用います。
目の前にその人がいても、いなくても使用できる言葉です。
「先程はありがとうございました」を使った例文
・『先程はありがとうございました。またお世話になることがありましたら、よろしくお願いします』
「先程はありがとうございました」の返答や返信例
何についてお礼をいわれているのかによって、返答の内容が変わります。
打ち合わせについてのお礼の場合は、よい会話ができた、こちらこそありがとう、という言葉を返すとよいでしょう。
好意を示すことが大切です。
よい印象を持ってもらうことで、今後も良好な関係を保っていけることでしょう。
何かを助けたことについてのお礼なら、どういたしましてという気持ちを示します。
相手が怪我をしたなど心配なことがあれば、その後大丈夫だったかを聞いてもよいでしょう。
ただし、深く追求しないようにします。
まとめ
この言葉は、少し前に感謝すべきことがあったときに、何かをしてくれた人に対してお礼を伝えるものです。
直後に使うものではなく、また時間が空きすぎてしまったときに使うものでもないので注意をしましょう。
タイミングが大切です。