「考えてください」とは?
ビジネスでの使い方や、敬語での言いかえ方法などについて、分かりやすく解説していきます。
「考えてください」とは?
「ください」は「くれ」を意味します。
これは「ください」と表現することで、丁寧な言葉にしているのです。
この言葉は、複数の使用方法があります。
ひとつは、純粋になにかをもらう場合です。
この場合は、「名詞+をください」として使用します。
たとえば「お金をください」とすれば、純粋な意味で何かを「くれる」ことを意味します。
これに対して、「動詞+ください」のように使用する場合があります。
この場合は、何かを「してくれる」ことを意味します。
ここでは、動詞の「考える」と組み合わせて使用しています。
「考える」を連用形に活用したのが「考えて」であり、これに「ください」を付与しているのです。
そして、この場合の意味は「考えてくれ」になるのです。
「考えてください」のビジネスでの使われ方、使うときの注意点
それでは「考えてください」のビジネスでの使われ方には、どのようなものがあるのでしょうか。
たとえば、あなたが先輩から相談を受けたとします。
しかし、その相談内容は、あなたには回答できないものでした。
このような場合には、「私には回答できないので、自分で考えてください」と返答するとよいでしょう。
これにより、相手に「考えてくれる」ように伝達できるのです。
この言葉を使用する場合には、冷たい印象になることに注意しましょう。
「考えてください」は正しい表現ですが、少し突き放したようなニュアンスになるのです。
たとえば「考えてみてはいかがでしょう」のように、遠回しに表現することもできるので、状況に応じて使い分けるとよいでしょう。
「考えてください」を使った例文
ここでは「考えてください」を使った例文を挙げていきます。
例文からも分かるとおり、「考えてください」は、相手に考えてもらいたい場面で使用できる言葉なのです。
・『それは自分で、考えてください』
・『できるだけご自分で、考えてください』
・『明日の朝までに、考えてください』
「考えてください」の類語と敬語での言いかえ
それでは「考えてください」の類語と敬語での言いかえには、どのようなものがあるのでしょうか。
「考えてください」の類似表現
「考えてください」の類似表現には、「ご検討ください」があります。
「考えてくれ」と「検討してくれ」は同じような意味で使用できる言葉なのです。
「考えてください」の敬語表現
「考えてください」を敬語表現のままで言いかえるとどうでしょう。
たとえば、「お考えください」という言いかえが可能です。
まとめ
このように「考えてください」は、相手に考えてもらいたい場合に使用できるフレーズです。
ビジネスでも使用できる言葉ですので、おぼえておくとよいでしょう。
