この記事では「どちらになさいますか」という言葉について説明していきます。
「どちらになさいますか」とは?
ふたつ以上の選択肢があるときにどちらを選択するか聞く言葉で、レストランの接客などでよく使われる言葉です。
対面接客でも使われ、例えばふたつのものが価格や品質的に近しい場合はもちろん、価格帯が異なるものであっても使うことができます。
対面接客の場合色々選択していった結果、最終候補を絞ったというケースでも使えます。
相談しての購入のため、パソコンや自動車、住宅などオーダーの要素が入るものでの使用ケースが多くなります。
接客ではないケースでも、「タクシーと地下鉄、どちらになさいますか?」
と使用する交通機関を尋ねるような使い方もあります。
「どちらになさいますか」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
選択肢が多少多くなってもは使えないことはありません。
基本的には選ぶという行為に対して使い、全部選ぶということはできないケースで使われます。
コーヒーと紅茶、サンルーフを付ける、つけないのような関係性が明確と言えます。
相手が悩むことでもあるため、短時間であまり何度も聞かないほうが良い言葉ではあります。
重大な選択を迫るというシチュエーションでも使うことはありえますが、オープンな会話ではありません。
「どちらになさいますか」を使った例文
・『ブルーレイ搭載とDVD搭載のどちらになさいますか?』
パソコン購入時の接客での例文です。
顧客が迷っていたらこの後にブルーレイとDVDのメリットを説明することになります。
・『ドリンクはどちらになさいますか?』
飲食店での接客の例文です。
この場合選択肢がいくつかありますが、自分が選ぶことが出来るのはひとつだけとなります。
・『飛行機と新幹線、どちらになさいますか?』
旅行代理店での例文で、こちらも両方を選ぶことはありえません。
「どちらになさいますか」の類語や敬語での言いかえ
選択肢が多い際により使いやすい「どれを選ばれますか?」「どれに致しますか?」などが挙げられます。
「どちらになさいますか」の類似表現
敬語の段階を下げた「どちらにしますか」「どちらですか」も類似表現と言えます。
選択肢という言葉を入れるのは難しいでしょう。
「どちらになさいますか」の敬語表現
もともと敬語ですが「どちらに致しますか」がやや丁寧さを増しています。
「どっちにする」が全く敬語ではない場合です。
「どちらになさいますか」の返答や返信例
選択したものを指してこちらにしますと答える、決まらない場合は「考えさせてください」とするのがベターでしょう。
まとめ
どちらになさいますかという言葉は選択に対して使う言葉で、対面接客において使うことが多く、さらに最後の選択になることもあります。