この記事では、ビジネスシーンでよく使われる表現の「見込みです」について、その意味や使い方等を分かりやすく説明します。
「見込みです」とは?意味
「見込み」は「先行きの予想のことや、将来の可能性のこと」を意味する言葉です。
従って「見込みです」は「先行きこうなるでしょう」や、「将来こうなる可能性があります」と言った意味の表現となります。
この「見込みです」に似た表現に「見通しです」があります。
「見通しです」も「物事の成り行きや将来のことを予測すること」で、将来の予想である点では「見込みです」と同じです。
しかし、一般的には「見込みです」は根拠が少し弱いケースで使われるのに対し、「見通しです」は強い根拠をもった推測の場合に使われると言う違いがあります。
確からしさに応じて「見込みです」と「見通しです」は使い分けるべき表現だと言うことになります。
「見込みです」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
この表現が使われるビジネスシチュエーションとしては、売り切れてしまった商品の入荷予定について、「〇〇頃の入荷見込みです」と使ったり、新製品の販売予定について、「正式に決まっていませんが、〇月以降になる見込みです」と使ったり、会社の経営状況を説明する際に、「今期の見通しは以上ですが、来期は大きく好転する見込みです」等と使われます。
いずれも推測を示す表現として使われていますが、まだ完全に見通しが立っている訳ではないですが、おおよそこうなるでしょうとの意味で使われているものです。
最後の例の「今期の見通しは以上ですが、来期は大きく好転する見込みです」においては、今期の決算予測を説明した後に、来期のことにも触れたもので、今期は精査された予測により、確実性が高いので「見通し」が使われ、来期については不確定要素が多く、大雑把な推測なので「見込みです」を使っているのです。
「見込みです」を使った例文
・『イベントの来場者は1万人の見込みです』
・『来期の売上高は、起業当初からの目標の1億円を突破する見込みです』
・『ヨーロッパからの船便が大幅に遅れており、入荷は〇月上旬になる見込みです』
「見込みです」の類語や言い換え
「見込み」の類語としては「予想」や「目算」や「思惑」や「目処」等が挙げられます。
従って、「見込みです」は「予想です」や「目算です」や「思惑です」や「目処です」等と言い換えることが出来ます。
まとめ
「見込みです」は「先行きこうなるでしょう」や、「将来こうなる可能性があります」と言った意味の表現です。
似た表現に「見通しです」があります。
「見込みです」は根拠が弱い場合の推測に使い、根拠が明確でそうなる確率が高い場合には、一般的に「見通しです」を使います。