この記事では「急なお願いで恐縮ですが」について解説をします。
「急なお願いで恐縮ですが」とは?意味
突然のお願いで申し訳ないけれど、という意味です。
「急」には、突然に起こるさま、思いがけず起こるさまという意味があります。
「お願い」は「願い」の謙譲語・美化語です。
「お」をつけることで、謙譲の意を表したり、上品に表現する言い方になったりします。
「願い」は、行って欲しいことを人に頼むことです。
「恐縮」は、相手に迷惑をかけたり、好意を受けたりすることに、申し訳なく思う気持ちを表します。
この場合は、急なお願いで相手に迷惑をかけているので、迷惑をかけることに申し訳なく思う気持ちの意味で使用しています。
「が」は、前に述べた事柄と反対の意の事柄を後に続けるときに用いる語です。
「急なお願いで恐縮ですが」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、思いがけないことをお願いしたり、急ぎで何かをお願いしたりするときに使用をします。
急ぎの仕事を依頼すると、相手に迷惑をかけてしまうので、お願いをいいにくいものです。
そのようなときには、相手の気持ちに配慮した言葉を使うようにしましょう。
この言葉を使うことで、相手に配慮していることが伝わります。
たとえば、ある製品を作るための材料が不足してしまったとします。
この材料が不足すると製造に影響がでるので、すぐにでも材料を手に入れたいです。
そこで、仕入先に明日までに届けて欲しいとお願いをすることにしました。
明日までに届けるには、急いで物事を行わなければなりません。
これは急なお願いといえます。
このようなときに、この言葉を使用し、その後にお願いを伝えます。
「急なお願いで恐縮ですが」を使った例文
・『急なお願いで恐縮ですが、明日弊社にお越しいただけないでしょうか』
「急なお願いで恐縮ですが」の返答や返信例
お願い事が伝えられるはずです。
その内容によって、返す言葉が変わってきます。
これを引き受けて欲しいと依頼をされた場合は、引き受けることができる、できないを答えます。
突然のことなので、引き受けられないこともあると思います。
その場合は断って構いません。
できないのに無理をして引き受けると、依頼をしてきた側に迷惑をかけます。
ただし、相手の気持ちに配慮した伝え方をすることが大切です。
「できません」という言い方では冷たい印象を与えてしまいます。
「申し訳ありませんが」など一言つけ加えると、印象が柔らかくなります。
まとめ
この言葉は突然にお願いをするとき、すぐにでも行って欲しいお願いするときに使用をします。
こちらの都合を押しつけてしまうので、相手の気持ちに配慮した伝え方をしましょう。
