この記事では「私の力不足により」について解説をします。
「私の力不足により」とは?意味
あることをするだけの能力が話し手にないことによって、という意味です。
「私」は話し手のことを指しています。
「力不足」は、与えられた役目を成し遂げるだけの力が足りないことという意味です。
「力」には、学問や技芸などの能力、実力という意味があります。
その他にも、人や動物などにもともと備わっている自らが動く働き、効果、影響力などの意味もありますが、この言葉の場合はこれらの意味ではありません。
「不足」は、十分でない、足りないという意味です。
「により」は「によって」の改まった言い方です。
「によって」は、原因や理由を表します。
「寒さによって手が痛い」のような使い方をするものです。
この例の場合だと、手が痛い理由が寒さであることを表しています。
「私の力不足により」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、話し手側に十分な能力がないために、失敗などをしてしまったときに用います。
「により」の後には、力不足が原因でどうなったのかを表す言葉が続きます。
たとえば、後に「商談成立にはいたりませんでした」と続いたとします。
その場合は、商談が成立しなかった理由が、力不足であることを表していることになります。
望ましくない結果になってしまったときに使うことが多いです。
明らかに相手が悪いというのではなく、話し手の力が足りなかったことによって望ましくない結果になっているので、一緒に謝罪の言葉も述べます。
「力不足」という言い方ですが、この場合はこの形で問題ありません。
話し手の力のことを指しているので、敬意を表す言い方にはしません。
「私の力不足により」を使った例文
・『私の力不足により、このような事態になってしまいました。大変申し訳ありません』
「私の力不足により」の返答や返信例
どのような状況なのかによって返答の内容が変わります。
大きな失敗で大きな損失が出ている場合は、、同じことが起こらないように対策を考えなければなりません。
具体的にどのようなことができるのかを考えていきましょう。
大きな事柄でなかったとしても、対策を考えることは必要です。
また、力が足りなかったことが原因である事態になってしまったのなら、力をつける必要もあるでしょう。
自分の部下の場合であれば、指導をするなどして力がつくようにしていきます。
まとめ
この言葉は、話し手の能力が足りなかったことによって、ある事態になってしまったときに使用をします。
「によって」の後には、どのような事態になったのかを表す言葉が続きます。
力が足りないと思うならば、力をつけるように努力していきましょう。