こちらの都合で、相手を巻き込んでしまうことも。
「急がせてすみません」の適切な使い方を見ていきましょう。
「急がせてすみません」とは?
「急がせる」とは、間に合うようにはっぱを掛けることをいいます。
急用をお願いする時の、ひと言として用いられています。
「急がせてすみません」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
何とか納期に間に合わせたくて、関係先に無理なお願いをしなければいけない時もあるものです。
そういう時に思い浮かべるのが「急がせてすみません」というひと言です。
この場合の「すみません」は「ゆとりあるスケジュールでなく、ごめんなさい」とお詫びしています。
平謝りの姿は連想できるものの、この言葉のみだと軽いあしらいに聞こえてしまいます。
大切な担当者の方を怒らせてしまわないように、慎重に言葉を選んでいきましょう。
「すみません」を「申し訳ございません」に整えるだけでも、教養のある言い方になります。
いい表現を見繕って、明るい印象操作をしていきましょう。
「急がせてすみません」を使った例文
・『暮れのお忙しい時期に、急がせてすみません』
・『お急ぎ立てして、申し訳ありません』
・『ご用立てして、誠に申し訳ございません』
「急がせてすみません」の類語や敬語での言いかえ
こちらのフレーズの類語、そして敬いの言い方を見ていきましょう。
「急がせてすみません」の類似表現
よく似ている言い方に「お忙しい時期に、すみません」も挙げられます。
年末年始、連休前などの繁忙期に、無理な用事をお願いした時に活用できます。
多忙な相手を気遣うフレーズなので、会話文で用いてみましょう。
高圧的な態度がやわらぎ、優しい言い方に聞こえます。
「急がせてすみません」の敬語表現
さらに丁寧な言い方に「お急ぎ立てして、申し訳ありません」と「ご用立てして、申し訳ございません」が挙げられます。
「お急ぎ立て」は急かしてしまった時、「ご用立て」はこちらの都合で新しい用件を入れてしまった時に使えます。
「申し訳ございません」と丁寧な言葉を補い、へりくだって用いていきましょう。
「急がせてすみません」の返答や返信例
お詫びのひと言を送ってもらったら、ありがたくその思いを受け取っておきましょう。
「とんでもございません」や「温かいお気遣い、ありがとうございます」とお答えします。
まとめ
「急がせてすみません」の適切な使い方を見てきました。
新しい文言を学んで、いいやり取りに繋げていきましょう。