「諸般の都合でキャンセルとなりました」とは?
ビジネスにおける使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解説していきます。
「諸般の都合でキャンセルとなりました」とは?
これは、いろいろな都合によりキャンセルになったことを言い表した言葉です。
「諸般」は「いろいろな」や「もろもろの」という意味を持ちます。
また、「都合」は「具合」や「他との兼ね合い」という意味で使用される言葉なのです。
さらに「キャンセル」は英単語の「Cancel」がカタカナ言葉になったものです。
そしてこれは「中止」や「取りやめ」を意味する言葉になっています。
ここでは「キャンセルとなりました」という形で、丁寧語を組み合わせて使用しています。
語尾を「ました」にすることで、過去形にしているのです。
これらのことから、「諸般の都合でキャンセルとなりました」が、いろいろな都合によりキャンセルになったことを言い表した言葉であると分かるのです。
「諸般の都合でキャンセルとなりました」のビジネスにおける使い方、使うときの注意点
たとえば、ある顧客を訪問することになっていたとします。
しかし、いろいろな事情から、その訪問は中止になってしまったのです。
このような状況で、「今回の訪問については、諸般の都合でキャンセルとなりました」と言うとよいでしょう。
これによって、いろいろな都合によって中止になったことを、上手に伝えられるのです。
この言葉を使うときは、「諸般の都合で」の表現方法に注意するべきです。
これは「諸般の事情で」といい形に置き換えて使用できます。
また、「もろもろの都合で」や「いろいろな都合で」などに置き換える方法もあるのです。
このように、同じような意味でも、様々な形に言い換えて使用できます。
実際の状況に応じて、適した言葉を選ぶとよいでしょう。
「諸般の都合でキャンセルとなりました」を使った例文
ここでは例文を挙げています。
このように、キャンセルになった対象を先に述べると、自然な使い方ができるのです。
・『この度の出張は、諸般の都合でキャンセルとなりました』
・『お客様への訪問は、諸般の都合でキャンセルとなりました』
・『来月のイベントは、諸般の都合でキャンセルとなりました』
「諸般の都合でキャンセルとなりました」の類語と敬語での言いかえ
この言葉の類語と敬語を解説していきます。
「諸般の都合でキャンセルとなりました」の類似表現
これの類似表現として、「諸般の都合で中止となりました」が挙げられます。
「キャンセル」と「中止」は、同じような意味で使える言葉になっているのです。
「諸般の都合でキャンセルとなりました」の敬語表現
この言葉を別な敬語表現にすると、たとえば「諸般の都合でキャンセルとなった次第です」に言い換える事が可能です。
まとめ
このように、いろいろな都合によりキャンセルになったことを言い表す場合に、この言葉を使用できると分かります。
ビジネスでも使えますので、しっかりおぼえて活用するとよいでしょう。