この記事では、「お変わりありませんか」の意味を分かりやすく説明していきます。
「お変わりありませんか」とは?意味
「お変わりありませんか」の意味は以下の通りです。
1つ目は「久しぶりに会った人に対して、その人の状況に変化がないかたずねる時の丁寧語」という意味で、長い間会っていない人と久しぶりに会った時に、「お久しぶりです」などの挨拶に続けて使われる表現です。
2つ目は「長い間会っていない人と連絡を取る時に、その人の状況に変化がないかたずねる時の丁寧語」という意味で、こちらは直接会っていない状態で久しぶりに連絡する時に使われる表現です。
3つ目は「人の状況に関して、その人に近い人に間接的にたずねる時の丁寧語」という意味で、長い間会っていない人の家族や親戚などに出会った時に、どの様に過ごしているのかを気遣う時に使われる表現です。
上記に共通するのは「人の状況に変化がないかたずねる」という意味です。
「お変わりありませんか」の概要
「お変わりありませんか」は「お+変わり+ありません+か」で成り立っています。
「お」は相手を尊敬する接頭辞、「変わり」は「普段と違った状態」という意味、「ありません」は助動詞「ない」の丁寧語、「か」は質問の意味の接尾辞、「お変わりありませんか」で「普段と違った状態はないか」になります。
敬語表現が入っているので目上の人に使っても問題ありません。
直接対面して伝えるほかに、メール・電話・書状など幅広く使える言葉です。
因みに「お変わりございませんでしょうか」は二重敬語になり誤った表現です。
「お変わりありませんか」の言葉の使い方や使われ方
「お変わりありませんか」の言葉の使い方や使われ方は以下の通りです。
『ご無沙汰しております、お変わりありませんか』
長い間訪問していないことや、挨拶していないことに対する非礼を詫びながら、相手の状況に変化がないかたずねる挨拶の表現です。
『お変わりありませんか、こちらはおかげさまで元気に過ごしております』
あまり親しくない関係の場合、相手の様子をたずねると共に、それとなく自分の状況を伝えます。
『ご家族の皆さまにお変わりありませんか』
相手に会った時に、家族の様子についてたずねています。
こちらは家族ぐるみで付き合いがあるなど親しい関係に使われる表現です。
「お変わりありませんか」の類語や言いかえ
「お変わりありませんか」の類語や言いかえは以下の通りです。
「いかがお過ごしでしょうか」
「どの様に月日を送っていますか」という意味で、しばらく会っていない目上の人に対して使える表現です。
「お変わりなくお過ごしでいらっしゃいますか」
「いらっしゃる」は「居る」の尊敬語で、目上の人に対してより敬って状態をたずねる時に使われる表現です。
「益々ご健勝のこととお慶び申し上げます」
ビジネス用語として使われる挨拶文です。
相手が健康で幸せに過ごしているという意味の中に、状況の変化がないかたずねる意味が含まれています。
まとめ
今回は「お変わりありませんか」について紹介しました。
「お変わりありませんか」は「相手の状況に変化がないかたずねる尊敬表現」と覚えておきましょう。