「胸中は如何ばかりかと」とは?ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解釈

「胸中は如何ばかりかと」とは? ビジネス用語【一語】

この記事では、日常でもビジネスシーンでもしばしば使われる慣用句の「胸中は如何ばかりかと」について、その意味や使い方等を、分かりやすく説明します。

「胸中は如何ばかりかと」とは?意味

「胸中は如何ばかりかと」における「胸中」の読みは「きょうちゅう」で、意味は文字通り「胸の中や、心の中」を意味する言葉です。

また、「如何ばかりかと」の読みは、「いかばかりかと」で、「どれくらいや、どれほど」と言った意味の言葉です。

従って、「胸中は如何ばかりかと」「心の中は、どれほどかと」との意味になります。

「胸中は如何ばかりかと」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点

この「胸中は如何ばかりかと」の慣用句は、相手の気持ちを察する意味なので、「喜怒哀楽」のいずれにも使えそうに思われますが、一般的には「哀」すなわち「哀しいことや、悲しいこと」に対してのみ使われ、「楽しいこと」等に対して使われることはありません。

「胸中は如何ばかりかと」は、その後ろに「お察しいたします」「お察し申し上げます」が付けられて、「胸中は如何ばかりかとお察しいたします」の様に使われます。

また、この表現は「哀しいことや、悲しいこと」と推察される場合に使う言葉だと記しましたが、特に家族や親族や大切な人が亡くなられた際に、お悔やみの言葉としてしばしば使われます。

悲嘆に暮れるような非常に「哀しいことや、悲しいこと」があった方を気遣い、寄り添う表現と言えます。

ただし、第三者から伝聞として耳にした場合等で、不確かな状況でこの言葉を使うことは、間違いがあると大変なことになるので避けるべきです。


「胸中は如何ばかりかと」を使った例文

・『突然、お父様が亡くなられたとの由、胸中は如何ばかりかとお察しいたします』
・『貴社の社長が突然他界されたとのこと、社員の皆様の胸中は如何ばかりかと、お察し申し上げます』
・『突然の貴社の倒産の情報に接し、驚きと共に、社員の皆様の胸中は如何ばかりかとお察しいたします』

「胸中は如何ばかりかと」の類語や言い換え

「胸中は如何ばかりかと」「胸中はどれほどかと」「心中はどれほどかと」等と言い換えることが出来ます。

また、この後ろに「お察しします」が付けられた「胸中は如何ばかりかとお察しします」の言い換えとしては、「お気持ちお察しします」「ご心労お察しします」「胸中拝察いたします」等と言い換えることが可能です。

まとめ

「胸中は如何ばかりかと」「心の中は、どれほどかと」の意味になります。

一般的には非常に「哀しい」状況にある方を慰め、寄り添う言葉として使われます。

特に家族や親族や大切な方が亡くなられた際の、お悔やみの言葉としてしばしば使われます。