この記事では「どちらの案でも構いませんので」について解説をします。
「どちらの案でも構いませんので」とは?意味
複数あるもののうちのどの一つでもよいので、という意味です。
「どちら」は、複数あるものから一つだけを指すさまを表します。
「案」は考え、計画という意味です。
「構いません」は「構わない」を丁寧な言い方にしたもので、差し支えない、気にしないという意味になります。
「ません」が丁寧な打消しの表現です。
「どちらの案でも構いませんので」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、いくつか案があって、話し手としてはどの案でもよい気持ちを表すために用います。
新商品を販売するときのことで説明をします。
この新商品を販売するにあたり、キャンペーンを実施することにしました。
キャンペーンの案は2つあります。
ひとつは、レシピを投稿してもらって、抽選でオリジナル商品をプレゼントするものです。
もうひとつは、バーコードを集めてはがきで応募してもらい、抽選でオリジナル商品をプレゼントするものです。
どちらかの案を採用します。
これについて、AさんとBさんが話し合っています。
Aさんはどちらの案でもよく、Bさんに決めてもらいたいと思っています。
そこで、この言葉を使います。
この例の場合ならこの後には、「あなたが決めてください」という意味の言葉が続きます。
「ので」の後には、聞き手にこうして欲しいという意味の言葉が続くことが多いです。
「どちらの案でもよい」とだけ伝えるなら、「ので」の部分はなくします。
ただし、「どちらでもよい」というのは無責任な印象を与えかねません。
「どちらの案でも構いませんので」を使った例文
・『どちらの案でも構いませんので、ご連絡ください』
「どちらの案でも構いませんので」の返答や返信例
いくつかある案の中から選ぶように求められているはずです。
相手はどの案でもよいようなので、こちらが決めましょう。
こちらも「どちらの案でも構わない」と返答をしてしまうと、どの案にするのか決まらなくなってしまいます。
誰かが決めなければならないので、こちらで決めるようにしましょう。
決めるのが難しい場合は、それぞれのメリットとデメリットをすべて書き出し、それらを考慮して選んでみてください。
どれもよいものがないならば、こちらの方から案を提示します。
どれもダメだというだけでなく、ダメなら代わりのものを提示するようにします。
まとめ
この言葉は、複数案があって、話し手はどれでもよいという気持ちを持っているときに用います。
相手に案を決めてもらうときに使うことが多いです。
「ので」の後には、「こうして欲しい」という意味の言葉を続けて使用します。