「価格の維持に努力してまいりました」とは?
ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解説していきます。
「価格の維持に努力してまいりました」とは?
これは、価格を変更しないように励んできた場合に使用できるフレーズです。
「価格の維持」とは、「価格を変更しないこと」を意味します。
これは、価格を上げたり下げたりしないことを意味しています。
たとえば、原材料価格が高騰したとします。
その中で販売価格を変更しないためには、努力や工夫が必要になります。
そのような状況を「価格の維持に努力する」と表現できます。
そして、そのような努力を、過去のある時点から継続してきた場合に、「価格の維持に努力してきた」と表現できます。
これを、さらに謙譲表現にしたのが、「価格の維持に努力してまいりました」なのです。
「価格の維持に努力してまいりました」のビジネスでの使い方、使うときの注意点
ビジネスでこの言葉を使用する場合、どのような使い方になるでしょう。
たとえば、仕入れ価格の値上がりが続いていたとします。
しかし、なんとか販売価格を上げないために、企業努力を続けてきたのでした。
このような場合には、「仕入れ価格高騰の中でも、なんとか価格の維持に努力してまいりました」と述べるとよいでしょう。
これにより、価格を変更しないように努力してきたことを、上手に言い換えて表現できるのです。
この言葉を使用する際には、「努力してまいりました」の使い方に注意しましょう。
これは、「努力してきました」で置き換える事ができます。
この場合の違いは謙譲表現の有無になります。
相手への明示的な敬意が必要であれば、謙譲語の「まいる」を使うとよいでしょう。
状況に合わせて、適切な言葉を選択するべきなのです。
「価格の維持に努力してまいりました」を使った例文
この言葉を使った例文を挙げます。
例文のように、最初に状況などを付け加えると、自然な印象の表現にできるのです。
・『長年の間、価格の維持に努力してまいりました』
・『人件費が年々上がる中でも、価格の維持に努力してまいりました』
・『原材料価格の高騰にもかかわらず、価格の維持に努力してまいりました』
「価格の維持に努力してまいりました」の類語と敬語での言いかえ
この言葉の類語と敬語を解説していきます。
「価格の維持に努力してまいりました」の類似表現
この言葉の類似表現には、「価格の維持に努めてまいりました」があります。
「努力する」と「努める」は、同じような意味合いで使用できる言葉なのです。
「価格の維持に努力してまいりました」の敬語表現
この言葉を別な方法で敬語表現にするとどうでしょう。
たとえば「価格の維持に努力してきました」に言いかえできます。
まとめ
このように「価格の維持に努力してまいりました」は、価格を変更しないように励んできた場合に使用できるフレーズです。
ビジネスでも使用できる言葉ですので、おぼえておくとよいでしょう。