「おしなべて」とは?
ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解説していきます。
「おしなべて」とは?
「おしなべて」は、全体的にみて何かを述べる場合に使用できる言葉です。
「おしなべて」は「押し並べて」と表記できます。
これは、「押す」と「並べる」という言葉が一つになったものなのです。
なお、このように表現すれば「全体にわたって」のような意味を持つ言葉になります。
たとえば、「今年の新人はおしなべて優秀です」と使用できます。
このようにすれば、全体的に見た場合に優秀と言えるような様子を言い表す事ができるのです。
「おしなべて」と表現することで、全体を見渡した場合の総評として、何かを表現する言葉になるのです。
「おしなべて」のビジネスでの使い方、使うときの注意点
それでは、ビジネスで「おしなべて」を使用する場合、どのような使い方になるでしょう。
たとえば、複数の取引先に提案依頼したとします。
そして、集まってきた提案書は、どれも素晴らしい内容になっていたのでした。
このような場合には、「今回の提案は、おしなべて有益なものであったと言えるでしょう」と述べるとよいでしょう。
これにより、全体を見渡して有益なものであった様子を、上手に言い換えて表現できるのです。
この言葉を使用する際には、「おしなべて」の使い方に注意しましょう。
これは、「一様に」などの類似表現で置き換える事も可能です。
どちらも同じような意味を持ちますが、それぞれ印象の違う表現になるのです。
使用する状況に合わせて、適切な表現を選択するとよいでしょう。
「おしなべて」を使った例文
「おしなべて」を使った例文を挙げます。
例文のように、「何が」や「どうなのか」に当たる部分を補ってあげると、自然で分かりやすい文章を作成できるのです。
・『今年の新人は、おしなべて優秀だと思います』
・『今回の企画は、おしなべて有益なものでした』
・『各社のデザインは、おしなべて高い評価を得ました』
「おしなべて」の類語と敬語での言いかえ
「おしなべて」の類語と敬語を解説していきます。
「おしなべて」の類似表現
「おしなべて」の類似表現には、「一様に」があります。
「おしなべて」と「一様に」は、同じようなニュアンスで使用できる言葉なのです。
「おしなべて」の敬語表現
「おしなべて」を敬語表現にするとどうでしょう。
たとえば「おしなべまして」に言いかえできます。
なお、この場合は、丁寧語の「ます」を使用した敬語表現にできるのです。
まとめ
このように「おしなべて」は、全体的にみて何かを述べる場合に使用できる言葉です。
ビジネスでも使用できる言葉ですので、おぼえておくとよいでしょう。