「若しくは」とは?ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解釈

「若しくは」とは? ビジネス用語【一語】

「若しくは」という表現法についての解説です。

「若しくは」とは?

「若しくは」は、ビジネスの商談などで選択肢があり、選択肢が二つありどちらかを意味します。

よって、片方を選択して採用とするか、はたまた片方の案を廃案にすることも「若しくは」の持つ意味です。

「若しくは」は、必ずしもどちらかの選択という意味だけではなく、いずれかを不採用にするという場合においても用いる表現なので、ビジネスにおいては廃案を意味するのです。

つまり、「若しくは」は、取捨選択をすることを意味し、漢字で「若しくは」と記載することで文章の引き締めを行い、いずれかの選択しか許さないという意味になります。

「若しくは」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点

「若しくは」は、ビジネスの席などで2つの選択肢があり、いずれかを選択することのほか、いずれかの選択肢を廃案にする場合に用いる表現です。

そのうえで「若しく」は二つ以上の選択肢がある場合、先頭の選択肢を読点で分けて読みやすいようにすると文章では読みやすくなります。

これを怠ると文章では非常に読みづらくなり、例を挙げますと「選択肢はA若しくはB」と記す場合と、「選択肢はA、若しくはB」とするのでは読みやすさが異なります。

「若しくは」を使った例文

・『部長、若しくは課長に相談ください』
・『わが社には、倒産か、若しくは吸収合併という道があります』
・『明日の会議ですが、延期、若しくは予定時刻から遅れての会議となります』


「若しくは」の返答や返信例

「若しくは」についての返事は、選択肢が2つかそれ以上のケースもあり、いずれかを選択するというのが答えです。

よって、会社に残るか、会社を去るかという選択肢を「若しくは」といわれたのであれば、いずれかを選択という流れになります。

なお、両方ともいやだというのは、通用せず、絶対にいずれかを選択するというのが「若しくは」になるため、たとえそれがどっちを選んでも地獄であると理解していてもいずれかを選ぶにほかないのです。

逆を返せば、「若しくは」は、内容次第では、いずれかの選択肢で済むということになります。

まとめ

「若しくは」は、「もしくは」という平仮名の言葉を漢字で表現したもので、漢字で表現することで文章であれば、文章の引き締めを行う表現法です。

なので、この表現法は、「もしくは」と同じ意味でいずれかを選択するという意味になり、たいていが2択です。

この2択から選択をしてビジネスなどに反映させるとみてよいでしょう。

よって、例外は許されず、いずれかの選択肢を選び、選択肢を答えとします。

それが例え会社を去るか、大幅に給料を減額となり降格となろうともいずれかを選択することが「若しくは」という言葉が持つ意味になります。