「執り行う」とは?ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解釈

「執り行う」とは? ビジネス用語【一語】

この記事では「執り行う」について解説をします。

「執り行う」とは?意味

普段とは違った堅苦しい様子で行事や式典などを行う、という意味です。

軽々しい態度で行うことではありません。

また、行事や式典などを行うことで、誕生日パーティーを開く、人を呼んでバーベキューをするなどのことでもありません。

行事や式典などを改まって行うことをいいます。

「執」という漢字には、とりおこなう、あつかうという意味があり、「行」という漢字には、おこなう、おこなわれる、おこないという意味があります。

このことからも「執り行う」には、ある事柄を行うという意味があることがわかります。

「執り行う」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点

この言葉は、行事や式典などを行うことを指して用います。

朝礼を行う、会議を行うなどのことは、「執り行う」とはあまりいいません。

行事や式典など、改まった態度で行うものについていう言葉です。

有名な方が亡くなると、お別れの会が開かれることがあります。

こういった会は、改まった態度で行われることが多いです。

軽々しい気持ちで出席をしたり、軽はずみな行動をしたりはしません。

儀式を改まって行うことなので、このことは「執り行う」といいます。

目上の人に対して述べるときは、この形だと失礼です。

「行う」という言い方ではなく、「行います」のようにすると丁寧な印象になります。

これから行うという案内を出す場合には、いつどこで行うのかを詳しく知らせておきましょう。

出席人数の確認をするために、案内を出した人には必ず返事を出して欲しい場合には、返事を出すようにということも伝えておきます。

いつまでに返事を出すようにと伝えておかないと、返事をもらえないことがあるので、期限も示すようにしましょう。


「執り行う」を使った例文

・『関係者だけで執り行う』

「執り行う」の返答や返信例

何を行うのかによって、返答の内容が変わります。

お別れの会などへの案内が届き、出席の確認をしている場合は、出席できる・できないを答えます。

いつまでに返事を出すようにと期限が決められているようならば、その日までに返事を出すようにしましょう。

こういったことをやりますという報告で、出席の確認でない場合は、返事をしないことがあります。

「手伝うことはありますか」と声をかけて、必要ならば手助けをすると、相手は助かることでしょう。

まとめ

この言葉は、儀式などを普段とは違った堅苦しい態度で行うことを意味しています。

朝礼を行うといったことではありません。

目上の人に対して会話や文章の中で使うときには、「行います」のような丁寧な言い方にするようにしましょう。