この記事では「ご案内させていただきます」について解説をします。
「ご案内させていただきます」とは?意味
その場所を知らない人をそこに導いたり、事情や様子を知らせたりするという意味です。
「ご案内」は「案内」に「ご」をつけた言葉になります。
「ご」は他人に及ぶ行為を表す語について、その行為が及ぶ相手に敬意を表す語です。
「案内」は、場所を知らない人をそこに導く、事情や様子を知らせるという意味になります。
「させていただき」は「させていただく」のことです。
相手に許しを請うことで、その行為を遠慮して行う意を表します。
「ます」は敬意を表す語です。
「ご案内させていただきます」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、ある場所を知らない人をそこに導いたり、事情や様子を知らせたりするときに用います。
クレジットカードの案内で考えてみます。
クレジットカードには、リボ払いというものがあります。
リボ払いをすれば、毎月の支払額を一定にすることができます。
このことを、リボ払いをしていない人にお知らせするとします。
このときに、カード会社側がこの言葉を用います。
ある事柄について知らせますよという意味です。
「させていただく」は許可の意を持つ言葉です。
そして、「いただく」は話し手側にとって恩恵になることを他者から受ける意があります。
話し手側にとって恩恵になることは、相手にとっては迷惑になることがあります。
リボ払いの場合だと、月々の返済額を一定にできることは相手にとって利益かもしれませんが、手数料がかかるので迷惑なこともあります。
話し手側にとっては、手数料をもらえるので恩恵になります。
こういった、話し手側にとって恩恵になる事柄について「させていただく」が使われることがあります。
そのため、「ご案内させていただきます」は、道を教えてくださいという人に対してはあまり使用されません。
この場合は「いたします」とすることが多いです。
「ご案内させていただきます」を使った例文
・『当社の新製品についてご案内させていただきます』
「ご案内させていただきます」の返答や返信例
何かを知らせるときに用いられる言葉です。
大勢に対して使用されることが少なくなく、その場合は返答する必要はありません。
たとえば、クレジットカードの支払い方法や、新製品のお知らせについての案内メールなら、それに対して返信する必要はないです。
まとめ
この言葉は、何かを知らせるときに主に用いられるものです。
相手に許可を求めながら、遠慮して行う場合に特に使用をします。
お願いをされたことに対して「はい、やりますよ」というときにはあまり用いません。