この記事では、「どのようなご用件でしょうか」の意味を分かりやすく説明していきます。
「どのようなご用件でしょうか」とは?意味
「どのようなご用件でしょうか」は、「相手が何を求めて電話をかけたり、訪れてきたのかをたずねる時の丁寧な表現」という意味です。
相手が初めて連絡してきたり、訪れてきた時などに、受付や応対した人が使う表現です。
「どのようなご用件でしょうか」の成り立ちや使われるシーン
「どのようなご用件でしょうか」の成り立ちや使われるシーンは以下の通りです。
「どのようなご用件でしょうか」の成り立ち
「どのようなご用件でしょうか」は「どのよう+な+ご用件+でしょうか」で成り立っています。
「どのよう」は「どういった風」という意味、「な」は助詞、「ご」は相手の動作を敬う接頭辞、「用件」は「するべき事柄」という意味、「でしょうか」は助動詞「です」の未然形「でしょ」に推量の意味「う」、確認の終助詞「か」が付き「未来の不確かなことに対する疑問の意」です。
一般的な電話応対やサービス業などで使われている表現ですが、目上の人やかしこまった場所で使うには適していません。
「どのようなご用件でしょうか」が使われるシーン
「どのようなご用件でしょうか」が使われるのは以下の様なシーンです。
1つ目は、担当者が不在の時に代わりの人が用件をたずねる時です。
2つ目は、店舗で相手が困っている様子の時に店員が声掛けする時です。
3つ目は、アポなしで訪問してきた人に対して受付や応対した人が声をかける時です。
「どのようなご用件でしょうか」の言葉の使い方や使われ方
「どのようなご用件でしょうか」の言葉の使い方や使われ方は以下の通りです。
『ただいま〇〇は席を外しております、どの様なご用件でしょうか』
相手から特定の人を名指しで電話がかかってきたのですが、その人が不在で代わりに応対した人が用件をたずねる時に使われます。
『いらっしゃいませ、本日はどのようなご用件でしょうか』
サービス業のカウンターや専門店などで、顧客に対してかける言葉です。
最近ではショップで店員に声をかけられるのを嫌がるお客もいますが、お店の教育として声をかける様にしているところも多くあります。
「どのようなご用件でしょうか」の類語や言いかえ
「どのようなご用件でしょうか」の類語や言いかえは以下の通りです。
「恐れ入りますが、ご用件を伺ってもよろしいでしょうか?」
「恐れ入ります」は「失礼なことと申し訳なく思う」という意味、「伺う」は「聞く・尋ねる」の謙譲語です。
相手に質問する失礼を申し訳なく思う気持ちを伝える言葉で、目上の人に使う丁寧な表現です。
まとめ
今回は「どのようなご用件でしょうか」について紹介しました。
「どのようなご用件でしょうか」と覚えておきましょう。