「雨水の候」とは?
ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解説していきます。
「雨水の候」とは?
これは、2月中旬から3月初旬までの間に使用できる時候の挨拶です。
時候の挨拶は季語に「〜の候」を組み合わせて使用される定型句になります。
そしてここでの季語は「雨水」という言葉なのです。
なお、これは「あまみず」ではなく、「うすい」と読むのが一般的になります。
このように読む事で、常用の言葉ではなく季語であることが、より明確に伝わるのです。
なお、これは一般的な挨拶文と組み合わせて、手紙の冒頭などに使用されます。
「雨水の候」のビジネスでの使い方、使うときの注意点
たとえば、ある人物に手紙を書こうと考えたとします。
そして手紙の最初には、季節感のある挨拶文を書き記すことにしたのです。
このようなケースで、「雨水の候、いかがお過ごしですか」と書くとよいでしょう。
これにより、季節の様子に触れながら、上手に手紙を書き始める事ができるのです。
この言葉を使うときは、「雨水の候」の表現方法に注意するべきです。
これは「雨水の頃」などに置き換えできます。
また、「雨水の砌」も同等の意味で使える言葉なのです。
さらに「雨水の候ですが」のように、丁寧語を組み合わせて使用する手段もあります。
「雨水の候」を使った例文
例文のように、前段の内容に合わせて、適した言葉を続けるとよいでしょう。
・『雨水の候、いかがお過ごしですか』
・『雨水の候、お仕事の調子はいかがですか』
・『雨水の候、お体の具合はいかがでしょうか』
「雨水の候」の類語と敬語での言いかえ
この言葉の類語と敬語を解説していきます。
「雨水の候」の類似表現
たとえば、「雨水の砌」が類似表現になります。
「雨水の候」と「雨水の砌」は、同じような意味で使えるのです。
なお、他にも「雨水の頃」などが類似表現して挙げられます。
「雨水の候」の敬語表現
これを敬語表現にすると、「雨水の候ではございますが」に言い換えできます。
まとめ
このように、2月中旬から3月初旬までの間に使用できる時候の挨拶として、この言葉を使用できます。
ビジネスでも使えるので、上手に活用するとよいでしょう。