「可能な限り対応させていただきます」とは?ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解釈

「可能な限り対応させていただきます」とは? ビジネス用語【一語】

この記事では「可能な限り対応させていただきます」について解説をします。

「可能な限り対応させていただきます」とは?意味

できるだけのことをします、といった意味です。

「可能」には、あることが実現する見込みがあること、起こるであろうという意味があります。

「限り」は、限界いっぱい、その範囲の中でという意味です。

たとえば、持っている力が100だとしたら、100を出すことが「限り」が意味するものです。

そのことを「力の限り」などといいます。

「対応」は、その場の状況などにあわせて物事をすることという意味です。

「させていただき」「させていただく」のことで、相手に許しを求めて、その行為を遠慮しながら行う意を表します。

「ます」は敬意を表す語です。

「可能な限り対応させていただきます」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点

この言葉は、できるだけのことをするつもりであるときに述べるものです。

「可能な限り」なので、できることはやるけれど、できないことはやらないといった意味が含まれています。

飲食店のことで説明をします。

一般的な飲食店は、メニューが決められていて、客はそのメニューから料理を選んで注文をします。

そのメニューにのっていないものは食べることができます。

ある飲食店では、客からのリクエストにできるだけ応えるようにしています。

たとえば、卵にアレルギーがあるので卵を使わないで作って欲しいといわれれば、卵を抜いて調理をします。

ベジタリアンなので動物性食品を使わないで欲しいといわれれば、料理の中から動物性食品を抜いて調理をします。

しかし、できないこともあります。

できないことはあるものの、できることなら可能な範囲で対応をします。

そのことをこのような言葉で表現します。

「させていただく」は、その行為を許しを受けて行うときに用います。

そうでない場合は「可能な限り対応いたします」と表現します。


「可能な限り対応させていただきます」を使った例文

・『○○について可能な限り対応させていただきます』

「可能な限り対応させていただきます」の返答や返信例

できる限りのことをしてくれるようなので、「よろしくお願いします」という意を伝えておくとよいでしょう。

対応をしてくれたときにはお礼を伝えます。

できていない部分もあるかもしれませんが、できる部分は行ってくれているので、そのことについてお礼を述べます。

まとめ

この言葉は、できることは行うという意味で使用をします。

できることはするけれど、できないことはやらないという意味合いの言葉です。

「させていただきます」の部分は、場合によっては「いたします」などと表現することもあるので、その場にあわせて言い方を変えてください。