「お声が少し遠いようです」という表現法についての解説です。
「お声が少し遠いようです」とは?意味
「お声が少し遠いようです」は、ビジネスでやってはいけない表現法の一つで、電話での会話で相手側の声が小さいことについて責め立てるような表現を意味します。
よって、正しくは、「お電話が少し遠いようです」と言って、電話側に問題があるように装うのがベストの言い回しで、絶対に相手の声が小さいことについて責め立てる意味合いを持つ「お声が少し遠いようです」は使わないのがビジネスの世界での相手に対する礼儀です。
「お声が少し遠いようです」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
「お声が少し遠いようです」は、決してビジネスで使用してはいけない表現です。
なぜなら、この表現は電話口で相手側の声が聞き取りにくいのは相手側の声が小さいと攻め立てています。
つまり、どんなに丁寧な表現を取ろうとも相手側の声が小さいと言ってしまっているので相手を責めている点においては違いはありません。
よって、正しくは、「お電話が少し遠いようです」と言って電話側に非があると表現するのがビジネスにおいては相手に対して失礼の無い表現になります。
「お声が少し遠いようです」を使った例文
・『お声が少し遠いようですが大丈夫でしょうか』
・『お声が少し遠いようですのでもう一度おっしゃってください』
「お声が少し遠いようです」の返答や返信例
「お声が少し遠いようです」についての返事は、電話口で自分の声が小さいと言われていることについてどう返事をするかで、はっきりと大きな声でしゃべるというのが返事になります。
ですが、この表現は失礼な表現なので、「こっちははっきり喋っているのになんやその態度は」と電話口で言い返すというのも一つの返事になります。
また、そもそも論において相手側の電話回線の状態が悪い、例えば携帯やスマートフォンであれば相性という問題もあり、まったく声が聞こえないという事態があり得るので、普通、ビジネスマンは、電話のせいにすることで問題を回避するので電話でやり取りが正常にできない場合、メールに切り替えましょうと電話の受け手が進言するのもよいでしょう。
まとめ
「お声が少し遠いようです」は、電話などで使用する表現の一つで望ましくない表現です。
なぜなら、この言葉、電話が聞こえないのは相手側の声が小さいと言っているうえで相手を非難するように聞こえるため望ましくありません。
もっと言えば、電話回線の相性が悪いとどんなに大声で相手側や電話をかけた側が叫ぼうと声は聞こえないという問題が起きるので、この場合、電話が悪いという方向で「お電話が少し遠いようです」というのが望ましい表現になります。
こうすれば、電話が悪いのでメールでやり取りしましょうかという流れも作りやすいのでお勧めです。