「お静かにお願い申し上げます」とは?ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解釈

「お静かにお願い申し上げます」とは? ビジネス用語【一語】

この記事では「お静かにお願い申し上げます」について解説をします。

「お静かにお願い申し上げます」とは?意味

声を出したり物音を出したりしないでください、という意味です。

「お静か」「静か」「お」をつけて、丁寧に表現をしたものです。

「静か」には、音がしなくてひっそりとしているさまという意味があります。

この場合の音とは、耳障りな音のことを指しています。

「お」は形容詞や形容動詞について、尊敬の意を表したり、丁寧な気持ちを表したりします。

「お暑い~」「お美しい」のような使い方をします。

「お願い」は、こうして欲しいと人に頼む意です。

「買い物をお願いする」のような使い方をします。

「申し上げます」「申し上げる」「ます」をつなげています。

「申し上げる」は、「お」「ご」のついた自分の側の行為を表す語につけて、その行為の対象者を敬うものです。

この場合は、静かにするようにと求められている人を敬っています。

「ます」は敬意を表す語です。

「お静かにお願い申し上げます」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点

この言葉は、騒がしいときや、その場では大きな物音を立てないで欲しいときに使用をします。

たとえば、居酒屋で騒いでいる客がいたとします。

非常に大きな声を出しており、他の客から店側にクレームがありました。

客には気持ちよく店を利用してもらいたいので、他の人たちに迷惑になるようなことはしないで欲しいです。

それを伝えるときにこのような言葉を使用します。

「静かにしなさい」「静かにしてください」などの言い方だと強く感じられ、角が立つ恐れがあります。

静かにして欲しいときには、相手を敬いながら丁寧に伝えることで、角が立ちにくくなります。


「お静かにお願い申し上げます」を使った例文

・『恐れ入りますが、お静かにお願い申し上げます』

「お静かにお願い申し上げます」の返答や返信例

騒がしくしないようにと求められています。

大きな声で話したり、大きな音を出していたりしたならば、その行為をやめましょう。

周囲の人たちの迷惑になります。

自分たちが楽しくても、他の人たちのことを考えないような行為は控えることが望ましいです。

その場では静かにしてくださいという場合は、今自分は大きな音を出していなかったとしても、大きなことを出さないように気をつけましょう。

音を出していることに自分では気がついていないことがあるので、注意が必要です。

まとめ

この言葉は、騒がしくしないで欲しいときに使用をします。

同じことを伝えるにしても、言い方によっては相手を不快にさせてしまいます。

注意をされると嫌な気持ちになるものです。

そのため、相手に配慮しながら伝えるように心がけることが望ましいです。