「お足元が悪いようです」とは?ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解釈

「お足元が悪いようです」とは? ビジネス用語【一語】

この記事では「お足元が悪いようです」について解説をします。

「お足元が悪いようです」とは?意味

足元の状態がよくないという意味です。

雨や雪でぬかるんでいたり、凸凹していたりして、歩きにくい状態であることを表しています。

「お足元」は、足が地面につく部分や脚の下部のことを丁寧に表現したものです。

「足元」には、足が地面につく部分、またその周辺、脚の下の方という意味があります。

「お」を名詞につけることで、丁寧の気持ちを込めた言い方にすることができます。

「悪い」は、好ましくない状態という意味です。

この場合は、歩くのに都合がよくない状態のことを意味しています。

「よう」は、推量・想像の意を表す語です。

「です」「だ」「である」の丁寧な表現で、改まった気持ちを表すものです。

「お足元が悪いようです」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点

この言葉は、歩いている相手のことを気遣って述べるものです。

たとえば、目上の人と一緒に歩いているとします。

昨日雨が降ったので、歩いている場所には水たまりがあります。

気をつけていないと、水たまりに足を入れてしまい、足元が濡れてしまいます。

そういったときにこういった言葉を伝えます。

丁寧な表現をしているので、敬うべき人に対して用います。

自分と同等または下の立場の者に対してこのような表現をすると違和感があります。

この言葉には、注意を促す意味もあります。

歩く場所の状態がよくないので気をつけてください、という意味を込めているのです。

この後に「お気をつけください」などの言葉を続ければ、さらに注意を促すことができます。

「お足元が悪い」「お足元が悪い中お越しくださり~」のような使い方をすることもあります。

天候がよくない中、わざわざ来てくれた人に対して述べるものです。


「お足元が悪いようです」を使った例文

・『お足元が悪いようです。気をつけて歩いてください』

「お足元が悪いようです」の返答や返信例

足元に注意をして歩いてください。

特に返答をする必要はないのですが、何か言葉を返すとしたら、注意を促してくれたことに対してお礼を伝えるとよいでしょう。

「言われなくても足元が悪いことくらいわかっている」と思うかもしれませんが、そういったことは表情や言葉には出さないようにします。

表情などに出せば、相手を不快にさせます。

こちらのことを気遣っていってくれていることなので、ありがたく受けとめておきましょう。

まとめ

この言葉は、歩いている相手を気遣うものです。

相手も足元が悪いことをわかっているかもしれませんが、こういった言葉を伝えることで注意を促すことができ、気遣いを示すこともできます。