「生業として」とは?
ビジネスでの使い方、敬語での言い換えなど、分かりやすく解説していきます。
「生業として」とは?
「生業として」は、生計を立てるための仕事を表現した言葉です。
「生業」は「なりわい」と読みます。
これは、「生計を立てるための仕事」を意味しています。
つまり、メインで従事しているような職業や稼業のことを表現できる言葉なのです。
なお、ここでは「生業として」という表現にしています。
これは「生業とする」という言葉が連用形に活用されたものです。
つまり、「生業としています」や「生業として取り組んでまいりました」のように、語尾を付け加えて文章を完結させる必要があるのです。
適切な言葉を、組み合わせて使用するとよいでしょう。
「生業として」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
それでは、ビジネスで「生業として」を使う場合には、どのようなものがあるでしょうか。
たとえば、あなたが自分の仕事と経歴を説明していたとします。
あなたは、成人してから今まで、同じ仕事を続けてきたのでした。
このような場合には、「成人してからというもの、この仕事を生業としてまいりました」と述べるとよいでしょう。
これにより、生計を立てるために仕事としてきた事を、上手に言いかえて表現できるのです。
この言葉を使用する際には、「生業として」の使い方に注意しましょう。
これを丁寧語の表現にすれば「生業としまして」とできます。
また、謙譲語の意味を加えれば「生業といたしました」のようにできるのです。
使用する状況に合わせて、柔軟に使い分けるとよいでしょう。
「生業として」を使った例文
「生業として」を使った例文を挙げます。
例文のように、何を生業にしているのかを明示すると、自然な印象の表現を作成できるのです。
・『今の仕事を生業としてまいりました』
・『この職業を生業としております』
・『この仕事を生業としています』
「生業として」の類語と敬語での言いかえ
それでは「生業として」の類語と敬語での言いかえを説明します。
「生業として」の類似表現
「生業として」の類似表現には、「稼業として」があります。
「生業」と「稼業」は、同じような意味合いで使用できる言葉なのです。
「生業として」の敬語表現
「生業として」を、別な敬語表現で言いかえるとどうでしょうか。
たとえば、「生業といたして」のように言いかえできます。
なお、この場合は謙譲語の「いたす」を使用した敬語表現にできるのです。
まとめ
このように「生業として」は、生計を立てるための仕事を表現した言葉です。
ビジネスでも使用できる言葉ですので、おぼえておくとよいでしょう。