「忸怩たる思いです」とは?ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解釈

「忸怩たる思いです」とは? ビジネス用語【一語】

「忸怩たる思いです」という言葉のビジネスにおける意味についての解説です。

「忸怩たる思いです」とは?意味

「忸怩たる思いです」は、ビジネスの席などで自分の行いとか、考えが恥ずかしいものであると思うという意味です。

つまり、この言葉は、自分の考えが足らずに深く恥じる思いであるという意味でビジネスで使用され、表現において恥じるという言い回しを豊かに表現するためにあります。

言い方を悪く言えば、格好良く言い回すということになるんですが、ビジネスの席などで使えば、博識であるというイメージを与えるのがこの言葉の持つ別の意味です。

「忸怩たる思いです」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点

「忸怩たる思いです」は、ビジネスの席にて自分の行いとか考えが足らないことを恥ずかしく思うということを格好良く、かつ博識に見えるよう表現するために使用します。

なので、この言葉を使うということは印象付けにおいて自分は博識であると述べるため、以降において知識人としてふるまう必要性が生まれる可能性がある点が注意点です。

よって、難しい表現や豊かな表現が多い人物であれば、この表現はうってつけなんですが、取ってつけたような知識では以降の表現が乏しくなります。


「忸怩たる思いです」を使った例文

・『自分の知識のなさについて忸怩たる思いです』
・『我が身ながら自分の認識については忸怩たる思いです』

「忸怩たる思いです」の返答や返信例

「忸怩たる思いです」についての返事は、相手側の知識不足や考えが不足しているということについて恥じであるということについてどう回答するかです。

よって例としては、「若いうちに恥をかき知識や経験とすべき」と答えてあげればよい上司であると部下は見るでしょう。

または、「恥を感じるのであれば行動で示せ」と叱責して部下を激励するのもよい上司だと見せる方法になります。

まとめ

「忸怩たる思いです」については、ビジネスの席で知識人であるということを表現するための言葉で、この言葉が意味するのは、自分の行いや考えが足りず自分のことについて恥じているという意味になるので自己の知識を披露しつつ、自分のことを恥じるというビジネスマンとしてはなかなかの表現になります。

ただ、この言葉、表現力としては優秀ですが、以降もこのように難しい表現にて知識人であるとアピールするとなるとかなりしんどい思いをしますので、この表現は、知識人で表現力があるということを表現すると同時に、ビジネスマンとしては、高い表現力とか知識を第3者が期待するので正直なところ、しんどい思いをする表現です。

なので、自分の行いや考えが足らず恥じていますというほうが潔いといえます。