「踵を返して再案を練る」という表現法についての解説です。
「踵を返して再案を練る」とは?意味
「踵を返して再案を練る」は、後戻りをして再度案を練り直すという意味で、ビジネスにおいては、振出しに戻って再度やり直すことを意味します。
そのうえで、この表現法のポイントは、「踵を返して」という部分でこの表現を用いることで自己が知識人であることを強調しています。
なお、「踵」は、かかとのことで、かかとを反転させると後戻りをすることを意味しますので、「踵を返して再案を練る」とは、後戻りして再度案を練ることを意味するのです。
「踵を返して再案を練る」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
「踵を返して再案を練る」は、ビジネスでは、振出しに戻って再度案を練るという意味で使用し、この言葉を使用することで自分は知識人であるということをアピールするという目的でも使用します。
なので、注意点としては、この言葉はわざわざ振出しに戻るという表現を「踵を返して」と表現しているため、言葉の意味を知らない人物がいた場合、理解してもらえない可能性がある点が注意点です。
そのため、「踵を返して」という言葉を理解してもらえていないなら「踵を返して」という言葉の意味を理解してもらえるよう説明をすることも必要となります。
「踵を返して再案を練る」を使った例文
・『もう一度踵を返して再案を練るように説得する』
・『踵を返して再案を練るというが後戻りはできない状況にある』
「踵を返して再案を練る」の返答や返信例
「踵を返して再案を練る」については、ビジネスなんかでもう一度振出しに戻って考え直そうと言っているわけですから、考え直そうということについてどう返事をするかです。
例としては、「わかりました」とか、「わかった」に「無理です」というような言葉が返事にあたり振出しに戻れそうにない場合、素直に無理であると伝えるのが望ましいでしょう。
まとめ
「踵を返して再案を練る」は、ビジネスにおいては、振出しに戻って再度案を練り直そうということを知識人であるように表現する言葉です。
つまり、表現力というもので、「踵を返して」と表現することで、振出しに戻ってという言葉を強調して周囲に自分の表現力というものを強調しようという位置がある言葉になります。
ただ、この言葉、「踵を返して」という部分の意味を周囲が理解しないと意味が通じないので、いかに表現力が高いですとアピールしても周囲が理解してもらえないと全く意味がないので、普通に振出しに戻って再度案を考え直しましょうというほうが言い回しにおいてスマートだったりしますので、必ずしも表現力の強化がビジネスの席でよい方向に行くとは限りません。