「挨拶に代えさせていただきます」とは?ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解釈

「挨拶に代えさせていただきます」とは? ビジネス用語【一語】

「挨拶に代えさせていただきます」とは?

ビジネスでの使い方、敬語での言い換えなど、分かりやすく解説していきます。

「挨拶に代えさせていただきます」とは?

この言葉は、スピーチなどで「結び」の言葉として使用されるものです。

たとえば「皆様のご協力に感謝して、閉会の挨拶に代えさせていただきます」などのように使用します。

このように使用することで、自分のスピーチを締めくくるのです。

この「挨拶に代える」は、「挨拶にします」でも同じ意味になります。

しかし、このような場合には、「挨拶に代える」と使用するのが一般的です。

また、「させていただく」「させてもらう」を意味する謙譲語です。

このように使用することで、相手の了承や理解の下での行動であると表現できるのです。

「挨拶に代えさせていただきます」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点

それでは、ビジネスで「挨拶に代えさせていただきます」を使う場合には、どのようなものがあるでしょうか。

たとえば、あなたがスピーチすることになったとします。

それは、結婚式で新郎側の主賓として行うものでした。

このような場面では、「お二人の幸せをお願いして、ご挨拶に代えさせていただきます」と、最後に述べるとよいでしょう。

これによって、定型句を使用して、スピーチを上手に終了できるのです。

この言葉を使用する場合には、「代える」の使い方に注意が必要です。

活字で使用する場合には、漢字変換の候補が多く、間違えやすいのです。

たとえば、「変える」「替える」などが間違えやすい変換候補として挙げられます。

どれも「チェンジ」に近い意味を持つためです。

「挨拶」「かえる」場合には、ただしく「代える」と変換するように注意しましょう。


「挨拶に代えさせていただきます」を使った例文

「挨拶に代えさせていただきます」を使った例文を挙げます。

例文のように、何を、何の挨拶に代えるのかまで言及すると、分かりやすい文章になるはずです。

・『ご協力に感謝して、閉会の挨拶に代えさせていただきます』
・『感謝の気持ちを表明して、ご挨拶に代えさせていただきます』
・『この言葉をもちまして、退職の挨拶に代えさせていただきます』

「挨拶に代えさせていただきます」の類語と敬語での言いかえ

それでは「挨拶に代えさせていただきます」の類語と敬語での言いかえを説明します。

「挨拶に代えさせていただきます」の類似表現

「挨拶に代えさせていただきます」の類似表現には、「挨拶とさせていただきます」があります。

こちらも、同じような場面で使用できる定番のフレーズだと言えます。

「挨拶に代えさせていただきます」の敬語表現

「挨拶に代えさせていただきます」を、別な敬語表現で言いかえるとどうでしょうか。

たとえば、「挨拶といたします」のように言いかえできます。

まとめ

このように「挨拶に代えさせていただきます」は、スピーチなどの「結び」として使用できるフレーズです。

ビジネスでも使用できる言葉ですので、おぼえておくとよいでしょう。