「おきましては」とは?
ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解説していきます。
「おきましては」とは?
「おきましては」は、「おいては」を丁寧語で言い換えたフレーズです。
これは「おいて」という言葉がベースになっています。
この言葉を漢字表記すると「於いて」となります。
これは、「ついて」や「関して」などの意味で使用される言葉です。
また、ここに丁寧語の「ます」を加えると「おきまして」となります。
このように述べる事で、何かに関するとの意味を言い表したものになるのです。
たとえば、「当社におきましては」のように使用すれば、「当社に関しては」と同じような意味の言葉になるのです。
「おきましては」のビジネスでの使い方、使うときの注意点
それでは、ビジネスで「おきましては」を使用する場合、どのような使い方になるでしょう。
たとえば、あなたの部門で生産性改善を試みていたとします。
日々の業務を効率化するために、様々な施策を実施しているのでした。
このような場合には、「私たちの部門におきましては、生産性改善の努力をいたしております」と述べるとよいでしょう。
これにより、自分達に関する事に言及する事を、上手に言いかえて表現できるのです。
この言葉を使用する際には、「おきましては」の使い方に注意しましょう。
ここから丁寧語の「ます」を除外すれば「おいては」になります。
どちらも同じ意味で使用できますが、丁寧語の意味には違いが生じます。
使用する場面において、柔軟に使い分けるとよいでしょう。
「おきましては」を使った例文
「おきましては」を使った例文を挙げます。
例文のように、「おきましては」に応じた内容を、続けて述べるようにするとよいでしょう。
・『当社におきましては、生産性改善の取り組みを実施しております』
・『私たちの部門におきましては、互いに助け合って仕事をしています』
・『オフィスにおきましては、集中できる環境を整えております』
「おきましては」の類語と敬語での言いかえ
「おきましては」の類語と敬語を解説していきます。
「おきましては」の類似表現
「おきましては」の類似表現には、「おいては」があります。
「おきまして」と「おいて」は、同じような意味合いで使用できる言葉なのです。
「おきましては」の敬語表現
「おきましては」を別な方法で敬語表現にするとどうでしょう。
たとえば「おかれましては」に言いかえできます。
なお、この場合は「おいて」を尊敬語の「おかれて」に言い換えていますので、注意するとよいでしょう。
まとめ
このように「おきましては」は、「おいては」を丁寧語で言い換えたフレーズです。
ビジネスでも使用できる言葉ですので、おぼえておくとよいでしょう。
