この記事では「なるべく早くお願いします」について解説をします。
「なるべく早くお願いします」とは?意味
できる限り時間をかけないでお願いします、という意味です。
「なるべく」は、できる限りという意味です。
可能な範囲ぎりぎりを指します。
「なるべく出席してください」「なるべく外出は控えてください」のような使い方をします。
「早く」は、ある基準よりも時期が前であるという意味です。
「朝早くから行列に並ぶ」のような使い方をします。
この例の場合だと、店が開くよりも前の時間から行列に並ぶという意味になります。
「お願いします」は依頼をするときに用いる言葉です。
「お願い」は「願い」の謙譲語・美化語で、それが実現するように求めるという意味です。
「し」は動作や行為を行うという意味の「する」、「ます」は敬意を表す語になります。
「なるべく早くお願いします」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、何かを催促するときに用います。
「お願いします」は丁寧な表現なのですが、「なるべく早くお願いします」と目上の人に対して伝えることはありません。
せっついているように感じられて、失礼になるのです。
このような表現は、自分と同等の者や下の立場の者に対して主に使われます。
物事を早く行って欲しいことは、他の言葉で伝えることもできます。
たとえば「○○までに行っていただけると幸いです」「できる限り早急にご対応いただけますか」などです。
「なるべく早く」とは、具体的にどれくらいの早さなのかわからないので、期日があるならその日を伝えるようにしましょう。
そうすることで、それに間に合うように物事を行ってくれるはずです。
何かをお願いする際にクッション言葉を使うと、さらに穏やかに伝えることができます。
「なるべく早くお願いします」を使った例文
・『お忙しいところ恐縮ですが、なるべく早くお願いします』
「なるべく早くお願いします」の返答や返信例
できる限り時間をかけないで欲しいようなので、できる限り素早く行動をしましょう。
期日が決まっているようなら、それに間に合うように可能な範囲で努力をします。
要望に応えることが無理な場合は、あらかじめ伝えておいた方がよいかもしれません。
早くして欲しいのには、理由があるはずです。
遅くなると何かしら困ったことがあるのでしょう。
そのため、遅くなりそうな場合は、その旨を伝えておきます。
まとめ
この言葉は、行動を素早くして欲しいときに用います。
このような表現は目上の人に対して失礼なので、早くして欲しいと伝えるときには、別の表現を考えてみてください。
早くするために相手は努力をしてくれているので、行ってくれたときにはお礼を伝えることを忘れないようにしましょう。
